佐久市議会 > 1994-03-10 >
03月10日-05号

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  1. 佐久市議会 1994-03-10
    03月10日-05号


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    平成 6年  3月 定例会(第1回)       平成6年佐久市議会第1回定例会会議録(第5日目)◯議事日程(第5号)                    平成6年3月10日(木)午前10時開議      開議宣告日程第1  会議録署名議員指名日程第2  一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(25名)     3番  工藤秀一君       4番  鈴木宮夫君     5番  木内 均君       6番  草間利夫君     8番  市川律子君       9番  土屋征男君    10番  武田今朝治君     11番  木村善市君    12番  高橋偉夫君      16番  高見沢秀明君    17番  上原 泉君      18番  金井 昭君    19番  中嶋長市郎君     20番  上原誠夫君    21番  依田一治君      22番  土屋儀一君    24番  秋山久衛君      28番  木内喜美江君    29番  鈴木茂男君      30番  碓氷泰弘君    31番  臼田 勝君      33番  池田康行君    34番  重田悦夫君      35番  秋山 功君    36番  小林茂太君◯欠席議員(2名)     7番  佐藤袈裟重君     32番  小林浜治郎君◯説明のため出席した者  市長       三浦大助君    助役      角田邦男君  収入役      木内徳雄君    総務部長    森角芳藏君  民生部長     須江吉介君    保健福祉部長  土屋 勝君  経済部長     小須田芳雄君   建設部長    平林 泰君  都市開発部長   岩井和洲與志君  消防部長    小池八郎君  浅間病院           阿部知正君    教育委員長   中澤光治君  ・みすず苑事務長  教育長      大井季夫君    選管委員長   茂木伯治君                    選管書記長・  監査委員     伴野元二君            市川 源君                    監査事務局長  農業委員会長   荻原徳雄君    農委事務局長  桜井長夫君  庶務課長     菊池正雄君    秘書広報課長  木内 捷君  企画調整課長   小林宏造君    財政課長    神津良一郎◯事務局職員出席者                    議会事務局  議会事務局長   田村忠重             北澤 馨                    次長  庶務議事係長   依田秀一     書記      雫田俊三  書記       大塚芳暢     書記      小林いち子 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(工藤秀一君) おはようございます。 現在までの出席議員は25名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。  ------------------------------------- △報告事項 ○議長(工藤秀一君) 佐藤袈裟重君、所用のため本日の会議に欠席する旨の届けが出されておりますので、ご承知願います。教育次長、奥原君、所用のため本日の会議に欠席する旨の届けが出されておりますので、ご承知願います。 本日の議事は日程第5号をもって進めます。  ------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(工藤秀一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において  29番  鈴木茂男君  30番  碓氷泰弘君の2名の方を指名いたします。  ------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(工藤秀一君) 日程第2、これより昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。 現在残っている通告者は、草間利夫君外3名であります。 本日は草間利夫君から質問を許します。  -------------------------------------草間利夫君 ○議長(工藤秀一君) 6番、草間君。 ◆6番(草間利夫君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして順次お願いしたいと思います。 1番としまして、マルチメディアについてということでございます。 平成不況の混迷した経済の中で、ことしになっても一向に立ち直りが望めず、ますますその度合いは深刻になっています。企業の中には雇用調整はもとより転廃業も出てきました。その中で、日本の官民が何とか21世紀につなぐ産業を模索しているわけですが、その方向に苦慮しております。しかし、ここへきてマルチメディア産業が新たな話題をさらっています。そんなマルチメディアについて考えてみたいと思います。 そもそもマルチメディアは、コンピューターで文字や数字のデータに加え、音声や映像などさまざまな情報を総合的に扱うシステムだそうでございます。こう言いますと本当にわかりづらいもので、私、ちょっと講義を受けに行ってきましたんですが、もっとわかりやすく言うとこういうことでございます。コンピューターを使って文字と映像や音声を総合して使えないだろうかという単純な考え方がマルチメディアそのものの理念だそうでございます。ですから、もっと欲張って、単純に動く絵も使いたい、テレビもコンピューターを通して自由に選択して見たい。難しい論文を私はまだ中学生なのでやさしく変えて読みたい。込んだ病院に行かずに、家でテレビで診察してもらい、後で薬を取りに行きたい。こんなぐあいの使用も可能となるでしょう。 そのやりとりには膨大な量が送れる光ファイバーを使うことです。新聞によると、ゴア副大統領は全米を光ファイバーで結ぶ情報スーパーハイウエイ構想を掲げ、通信、電話、CATVの規制を取り払い、相互に自由化したことで、マルチメディアが通信、放送の世界に激震を起こし、新たな巨大産業を生み出そうとしていることです。アメリカでは、春以降、視聴者が画面を通してさまざまなプログラムを選べる双方向CATVの大規模実験が各地で始まる。この市場で主導権を握ろうと 100億ドル(約1兆円)を超す企業買収や大型設備投資計画が相次いでいる。マルチメディアは21世紀へ向けてアメリカの産業の姿を大きく変貌させる可能性があるとショッキングに報じております。このところの新聞では、前よりも機器開発のおくれや将来の採算性への心配から多少ブレーキがかかっているようですが、それは日進月歩のこと、目指す方向は変わっていません。クリントン大統領はアメリカが求めるハイテク(高付加価値産業)のニューリーダーとお墨つきを与えました。 気を吐いたのはアメリカですが、このマルチメディアは不況下の日本において21世紀につなぐ大きな希望の光に思えますし、出口の見えない産業界における救世主の1つとなることを私は願わずにはおられません。 アメリカを追って、日本でも規制緩和の流れから、マルチメディアに本格的に取り組もうと官民挙げての動きが出てきました。既に日本でもNTTが2010年までに全戸に光ケーブルを張りめぐらす計画があり、45兆円の投資を計画していると聞きます。専門家の中には2010年では遅すぎる。そして待っていられない。幹線は何としてでも早く張ってもらいたいという意見がございます。そして21世紀へ向けて日米の産業の姿を大きく変貌させる可能性があり、一大産業に発展する可能性があると思います。 折しも4年後のオリンピックは長野が情報発進基地となり、膨大な投資となることでしょう。既に丸子町では全国でただ1つの通産省のマルチメディア支援センターの建設が決まりました。上田地域ではこの数年、マルチメディアを含む新映像産業を将来の地域の主産業にとの動きも出てきていると報じられています。また、丸子における東京大学工学部月岡嘉男教授の「地域創造、総合映像都市を目指して」の基調講演においての記事が新聞に載っておりましたが、それによると、「マルチメディアなどの産業はどう発展していくか予想がつかない。逆に言えば、それだけアイデアの勝負ということ、地域からどう優れたアイデアを生み出せるか、地域全体の関心をまず高めていくことが大事ですね」と言っておられます。 そこでお尋ねしたいわけでございますが、1つとしまして、マルチメディアについてどのようにお考えか、今後の取り組み方もお聞かせ願います。 2つとしまして、地域からどう優れたアイデアを生み出せるかということですが、地域全体の底上げについてどんな考えをお持ちか。また、マルチメディアについて指導者の育成等についてのお考えをお聞かせ願います。 3つとしまして、ハイテク産業、情報産業とこれから先大事に思いますが、行き先がよく我々にはわかりかねるわけでございますが、指導者というものは5年先、10年先を見据えていなければいけないと思いますが、21世紀に続く産業育成についてのマルチメディアの見通しをいかにお考えか、お尋ねいたします。 次に、CATVの位置づけと導入についてでございます。 これからマルチメディアの時代がくるというときに、まずCATVと私は思います。光ケーブルによるスーパーハイウエイ構想の根幹だからです。長野県下17市の中でCATVがまだ入ってないのが佐久市と飯山市で、最もおくれた市の1つになっております。上田のCATVは東部町から上田市、坂城町まで既に光ケーブルを引きました。情報化時代の先駆けとなるメディアに佐久市がおくれをとったことはまことに残念と言わざるを得ません。近隣の市町村においてCATVは川上村、佐久町、御代田町、軽井沢町、丸子町、小諸市、上田市、これは1市2町で、東部町、坂城町が開局していますし、南牧村が進めています。 このCATVは、ご存じのとおり、大きく分けて2つの利用がございます。1つは自主放送、もう1つは多チャンネル放送です。 地元発進のニュースの自主放送は、各市町村が地域の特色を生かしてうまく利用しております。例えば川上村におきましては、高原野菜のシーズンには野菜の市況、天気予報などは村民の大切な情報で、なくてはならない水道のようなものだと言っておりました。それから規制緩和により天気予報も変わりまして、一歩先んじて天気予報の予報官の資格も取りたいと言っておりました。また、各市町村に共通なのは、まず首長の方針演説、議会の様子、行政の出来事、行事のPR、地域の出来事や話題がテレビを通して生で入ってくるということです。つまり町じゅうがスタジオということです。一方、多チャンネル放送は、20も25もあるチャンネルの中から、東京から世界からニュース、情報、スポーツ、娯楽が自由に選べることで、その量の多さがうらやましくさえあります。 しかし、現状は一番身近な佐久市内の情報が地元発進のテレビがないため、暗いというか、余り入ってこないという声も耳によくするわけでございます。我々地方の中核都市を目指す佐久市が全くの谷間になってしまったことは残念と言うほか言いようがありません。 そこで、近隣を調査したところ、地元発進ということでは、何といっても市行政における市長の方針演説や議会の放映です。例えば「上田市議会中継何時より」と信毎などにも番組が出てまして市民は注目しております。再放送もあり、市長の考え方や方針、重点施策に対する予算の配分等々生の映像が入ります。我々議員も今より多少は緊張すると思いますし、見る方にはさわやかさを感じていただけると思います。そして大勢の市民の中の専門家のご意見ももっとたくさんお聞きできるはずで、市民参加、開かれた佐久市政という観点からも佐久市が活性化するはずです。とにかく身近なところから情報が発進され、CATVがあれば自然と関心が出てきますし、理解もされると思います。 あなたが主役、町がスタジオということで、昨年御代田のテレビがNHKで放映されたことは記憶に新しいことでございます。つまり住民が主人公、町じゅうがスタジオ、いわゆる地元チャンネルの自主放送ということで、もう少し言わせていただきますと、身近なことで言えば、市の施策、行事のPR、その他今話題の子育てのこと、学校のこと、受験のこと、職場のこと、趣味のこと、高速や新幹線のこと、老人問題、環境問題、ごみ問題、不要になったものでも使えるものの連絡等々、きょうのことがきょう届きます。 例えば、ごみ問題について市長さんからのお願いなんていうのは、市民も興味があり、協力が得られることでしょう。市民に理論的に訴えることで理解が得られるはずです。何よりもほほえましいとは思いませんか。 それから、また、我が市では農業も兼業が定着し、次の時代に引き継ぐ時期にきました。農業がそろばん勘定でなかなか合わない国際環境になってきました。ドイツのクラインガルテンのような考えがより強くなってきた部分もあります。市長の理想である東京にない農村文化を根づかせるには農事のマニュアルが必要になってきています。季節に剪定とか消毒とか、生産上の技術のテレビ講習を技術員やその道の通にやっていただくことを必要としています。講師の先生が近所のおじさんであったり、親戚の人であったり、同級生であったり、昔の知人であるかもしれません。このようなこと1つとっても東京にない文化です。生涯教育に発展も考えられ、張り合いが出る原因になるかもしれません。市には広報誌もありますが、それ以上にテレビは強力なメディアであり、楽しくさえもあります。市民であっても市政のこと、市内の現状や出来事は余り知らないということは本当に悲しいことと思いますが、これも解決されるでしょう。いかがでございましょうか。 次、個人の利用として娯楽や教養ということに多チャンネル放送があります。労働時間の短縮による余暇の利用、高齢化社会の到来による生涯教育のあり方など、大きく社会が変わっています。個人の考えも生活を楽しみ、個性の中で生活を楽しみたい。多様化したメニューの中から自分に合ったものを選びたいというように余暇時間の利用法に変化が出ております。多チャンネルにはWOWOWによる映画、音楽、スポーツ、日経サテライトによる株式市場、Jリーグを中心としたスポーツチャンネルテレビドラマ専門チャンネル、放送大学、世界映画専門チャンネルなどなどが自由に選べるわけです。知らず知らずのうちに世界や中央のニュースや情報で常に教養が研かれると確信します。 そこで、まずお聞きしたいわけですが、CATVについて佐久市としての位置づけをいかに考えているか。また導入についてはいかなる考えがあるかをお聞かせ願いたいと思います。 次に、市長は日ごろ情報を大事にしているがということで市のPRのできる自主放送に対してどのような考えを持っているか、お聞かせ願いたいと思います。 次、工業大学誘致または移転についてでございます。 なぜ必要かということの前に、日本は何で生きているかということです。1億 2,000もの人間が、よい生活と安定した福祉を得、それを維持するにはを考えてみる必要を感じます。もし製造業がなかったとしたならば、人口が多く耕地の少ない、そして寒い冬のある日本は2期作、3期作の東南アジアの生活にも及ばないと思うこともあります。日本の基礎は製造業にあると言っても過言ではありません。農業や森林を亡ぼした民族は亡びるとか、製造を忘れた民族もまた亡びるとか言われております。では、いかに今日の産業を維持していくかということにかかっておるわけでございますが、追われる者のつらさで、現在に安閑としていることは許されません。産業の空洞化、東アジアの追い上げが心配されている中、それに備えないことには座して死すということと同じと思います。 日本じゅうがそんなわけの中で、このところ高速道のインフラができつつありますが、やはり山国のハンディを背負っていると考えずにはおられません。といいますのも、先日10万都市建設特別委員会太平洋ベルト地帯である平塚市を視察しました。昨年25万人になったということでしたが、その中でうらやましかったことは 8,000人の工場、 4,000人の工場などなどがあるということでございます。これは25万都市ということもありましょうが、やはり産業による恩恵ということも大きな要素であると思われました。大げさかもしれませんが、産業が市民を養っているというように取れましたが、いかがなものでしょうか。 無論大学もありました。佐久市においても6万 3,000の市民が、いや、いずれ10万の市民が文化的な生活をしていく、それには今からよほど努力しないことには大変なことになると思います。 東アジアの追い上げ、特に中国の影を意識せざるを得ません。産官学が一緒になって、産業の底上げとそれに見合う労働のレベルアップを地域で図らなければならないと思います。つまり強力な産業の育成です。そのためには何としても工業系の大学が必要になります。幸いなことに、佐久地方は工業化も歴代市長によりもう少しのところまで発達しました。また、21世紀を見越したリサーチパークもでき、交通のインフラもここにきて歴代市長のおかげでおかげさまにて先が明るくなりました。産業のレベルアップ、そのためにはここに足りないそのための大学の誘致が何としても必要になってきています。以前にも大学の誘致があったと聞いておりますが、なかなか大変と聞きました。 そこで、誘致がだめなら、移転ならどうでしょうかということでございます。たくさんある大学の中には狭くて困っているところもあろうかと思いますが、私はその点については本当の素人ですが、実現できればと思いますが、可能性についていかがなものでしょうか。 県歌にも松本、伊那、佐久、善光寺と4つの平がうたわれ、地域の要となっていますが、要である佐久平にも大学が欲しいということは悲願であります。また、佐久に大学が誘致されれば、地元の企業は支援を惜しまないでありましょう。 そこで質問いたします。これからの製造業は東アジア、特に中国の影がいつもつきまとってくると思われます。質の向上以外生き残れません。産業の育成について、工業系大学の必要性を感じます。そんな意味から、佐久地域に大学誘致、もしくは学部の移転をお願いしたいということですが、可能かどうか、今後の取り組み方のお考えをお聞きします。 また、だめな原因があるならどんなことでしょうか。それもあわせてお願いいたします。 以上をもちまして、第1回目の質問は終わらせてもらいます。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 1期生らしく勉強された若々しいご意見、ありがとうございました。 順次お答えを申し上げてまいりますが、最初に、マルチメディアの対応についてのご質問でございますが、科学技術が急速に進歩しているわけでありますが、情報機器の分野におきましても多種多様な機器が出現いたしまして、各地で実験的な取り組みが始まっております。 このご質問のマルチメディアに関しましては、ハードが先行しておりまして、どのような目的にどうやって使用するかというソフトが今追いついていないような気がしております、私の目から見て。とかく先端技術を駆使したシステムというものは初期の投資額が大きくなるわけでありますが、また、反面リスクも大きいということが言われております。しばらくの間、マルチメディアの発展の方向を見定めさせていただきたいと思っております。 それから、その次の有線テレビのお話でございますが、最近、たくさんのメディアが提供する情報を地域の家庭、また事業所に映像として送り届ける媒体としての企業の役割に今みんな大きな関心を持っておるわけでありますが、この有線テレビのこうした機能から、市民の中に設置を望む声もあることもわかっております。市といたしましても地域情報伝達手段としてのこの有線テレビジョンの設置はこれは私は必要だと思っております。 こうした中で、佐久市にも以前から幾つかの企業が施設設置への名乗りを上げておりますが、許認可上の指導を前提とした調整がつかないまま今日に至っております。今まで何回かこういうご質問もございました。昨年有線テレビにかかわる規制の緩和が打ち出されたわけでありますが、一行政区域一事業体の制約の部分の緩和までに至らなかったわけであります。現在、佐久商工会議所におきまして設置意向を持っております関係者の調整に当たっていただいておりますので、その行方に期待をしているというのが現状でございます。 施設の整備後におきましては、行政情報の提供、また社会教育の分野での活用などの面で協力、また利用することはたくさんあるんではないかと思っております。 それから、工業系大学誘致または移転のご質問でございますが、市内の産業育成の見地から、首都圏などからの工業系大学の誘致、または学部の設置が図られないかというお話でございますが、また図れない場合の支障は何だということでございます。 佐久市は市の発足以来、田園都市から田園工業都市を目指しまして、三河田長土呂工場団地等のほかに、昨年7月には県営リサーチパークの造成も終了したわけでありまして、県外からの優良企業の進出が待たれているわけでありますが、また、優良中小企業がなければ大企業も立地しにくいという面がございまして、企業誘致とともに、地場産業の育成にも努めてきたわけであります。 新たな産業開発を考えますと、先ほど申し上げました佐久リサーチパークのような近隣市町村との連携によります中核的な技術開発拠点地域の形成が重要となってまいります。その拠点づくりの中でも、研究開発とか情報知識、あるいは人材育成等の新しい産業、そして先端技術の振興を図る新しい時代に向けた体制づくりが必要であると考えております。 お尋ねの工業系大学の誘致移転につきましても、魅力ある企業の育成や工場立地の観点からいたしますと、これはもう当然必要なことでございます。しかし、昭和63年から平成4年にかけて職業訓練短期大学校を誘致すべく関係機関に陳情してまいりました。しかし、設置主体でありました雇用促進事業団と労働省との間で、技能開発センターを廃止して、そこに職業訓練短大を設置することだけが認められるという方針が示されておりまして、平成4年9月に上田リサーチパーク内へ県立職業訓練短大の設置が決定を見た、そのために佐久市への設置がこれは断念をせざるを得なかったという経過もございます。 近年の人口動向からいたしましても、高卒の人口が平成11年には一番少ない人数になってくることがわかっておりまして、私立関係大学におきましても将来的観測の中で定員の減少、そして短大より、まず4年制大学への移行が全国的に進展することが予想されているわけであります。こうした状況の中で、工業系の学部等の設置につきましても、特に工業系学部の場合、すべて自己資金での対応がネックと言われているということも聞いております。 今後試験研究機関、大学等、高等教育機関の誘致を各関係機関と連携を密にいたしまして、困難な状況でありますが、誘致に努めてまいりたいと考えております。私も今二、三、大学とは話をしているところもありますが、何せこういう景気低迷の状態でございますので、今のところ全く目鼻が立っておりません。よろしくお願いを申し上げます。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 佐久市大字常和2168番地の2、水間昭子さん外1名から傍聴の申し込みがあり、これを許可してありますので、ご承知願います。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 6番、草間君。 ◆6番(草間利夫君) それでは、いろいろのところへ行ってきた生のお話をちょっとさせてもらいたいわけなんですが、ものづくりをするということなんですが、やはり先にやらなければだめだということでございます。ところが、やはり市長先ほど申されたように、莫大な資本が下手をすると致命傷になるというようなこともあるわけでございます。だから、物をつくるには何が一番大事かというと、情報産業、いわゆる情報を制さなければだめだと、こういうことがあるわけでございます。したがいまして、やはりこの情報産業の育成というようなものを、せっかく丸子町にそういう支援センターができましたもんで、何とかうまくジョイントしてやってもらえればありがたいということでございます。 そこで、もう1つお聞きいたしますが、リサーチパーク内にはマルチメディア産業のような誘致ということから、そういうことも考えていると思いますが、光ケーブルというようなものは張ってあるのか、あるいは張れる状態にあるのか。まずこの1点をお聞きしたいと思います。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 情報産業の育成というのは、これはもう大事なことであることはこれは間違いありません。先ほど東京大学工学部の月岡教授の話を出されました。これをもくろんでいる都市は全国にたくさんございます。そして大分草間議員、情報産業に興味をお持ちのようでありますけれども、私は国がつくった事業が成功するかというと、これは非常に地元の受け入れ態勢というのは難しいわけです。特に情報産業というのは非常に難しいわけです。むしろ私なら、こういう国の施策よりもNTTのその部分を誘致したいなと思っています。もう草間議員にご質問いただく前に。この話は、丸子の話は私も二、三年前に羽田代議士から伺っておりました。いろいろ伺って私なりにも勉強してまいったんですが、私はむしろNTTと接触した方がはるかに成功率は高いというふうに考えております。 そしてもう1つ、草間議員にお願い申し上げたいのは、先ほど2010年では遅すぎる。もう既に情報産業というのは遅いわけです。日本が工業社会からもう情報化社会を通り越して、次の社会は何だと言ったら、やっぱりこれから二、三十年後にはバイオ社会がくるということを、そこに私は焦点を当てなければいけないんではないだろうか。遺伝子の研究なんてすごいところへいっているわけですから、もう既に2010年どころか、今既に遅いという感じであります。ここにハードの一番基幹的な国の施設の誘致というのは非常にいいことでありますけれども、それをどう生かして優れたアイデアを生み出せるかとなるとこれは非常に難しい問題であります。 くどいようでございますが、私はむしろNTTのこういう部分をお呼びした方がいいんではないだろうか。そういう意味で、NTTにも今足を運んでおるところでございます。 そしてリサーチパークに情報産業が来るかというお話でございますが、これは県の方で選んでおるわけであります。当然来てもらえればこんないいことはありませんし、ましてここに遺伝子産業、バイオ産業なんて来ていただければ、これからの20年、30年後の佐久にとってどのくらいプラスになるかわかりません。今のところ情報産業が来るという動きはございません。が、来ていただければありがたいな。県の方にもいろいろお願いはしてまいります。
    ○議長(工藤秀一君) 6番、草間君。 ◆6番(草間利夫君) どうもありがとうございました。 それでは、CATVの方へ移ります。 先ほど商工会議所が中心になって調整に当たってくれているというようなことでございますが、私も二、三の業者のところを当たって聞きましたけれども、どうもエゴというようなものがあるのかどうかわかりませんが、いけなければ全員取り下がってくれないかと、こういう話もしてきたわけでございます。そしてとにかく1つにまとまってほしいんだと、こういう話もいたしました。それでいろいろ開局までには結構時間がかかっているわけでございますが、このおくれというものはじゃだれがやるんだということもあるわけでございます。 それで、平成2年の自治省のCATV推進施策というのが森元恒雄さんという、自治省大臣官房企画官という人の講演に基づいてできたということで、これは上田の方へ行ってもらってきたわけなんですが、その中にはやはり自治省の方針というのがございまして、やはり全国的に均衡ある形の地域の育成ということをしなければ一極集中しちゃうもんで困るんだと。それで行政が要するにてこ入れをしていくんだということが載っております。それとまた地方公共団体が情報の事業を進めやすくするために、全国的に底上げをして一斉に取り組んでもらいたいと。それから各団体は、各団体、まあ、市ですが、全庁を挙げて優先順位をつくって、論議をして明確に方針を決めてもらいたいというようなことも書いてございます。それから公共的な施設として位置づけて推進してもらいたい。それから公共的なサービスを提供する有力な手段であるというように位置づけております。先ほどそれは市長が申されたことと同じでございますが。 今、私もこういうようにいろいろのところへ当たってみると、商工会議所が中心になってということより、一歩進んでもらって、市の方でそこの調整をしながら、早くそれが入らないものかというように考えるわけでございます。民間のいろいろのことについては、それはいろいろなことがあると思いますが、ここのところで許認可のためのことも書いてありまして、これはあくまでも民間主導がいいんだということと、それからもし民間主導でやるときにも、1チャンネルは行政が使えるようにしておきなさいと。それでそれを郵政省の許可の条件としてもらいなさいというようにも考えております。 それだから、何としてでも市が中心になって、商工会議所でやって、平成何年だったですかね、何か調整がありましたが、何としても一向にらちがあかないようならばどうも困るということでございます。 それで我々としましては一番困るのは、外から来て地元の発進のニュースが外の人からつくられるようであったではちょっと地元発進のニュースということにいささか感じが違うなというようなことも考えております。それで、私たちの佐久市としましては10万都市構想というのもございますし、浅科、それから臼田町もいろいろ調べて歩くと、浅科村だけでは農村単位でやるならばこれは農林省の補助でできるかもしれないけれども、商業ベースではどうもちょっと乗りづらいという点がございます。それから臼田町についても、失礼な言い方をしちゃいけないかもしれないけれども、ちょっと人口的なものがあるんじゃないかなというようにも取れますもんで、せっかくの10万都市構想があるもんで、市が主体になって考えてもらいながら、これらの1市2町村ぐらいでやられたらどんなものかなと思うんですが、そのお考えをお聞きします。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) この問題はさんざん議論された問題でありまして、動き出したら私は早いと思います、これは。しかしこれは市の主導で私はやるのはどうかなと思っておりますので、商工会議所の方に早く調整をしてくださいと、こういう方針でいきたいと思っています。 ○議長(工藤秀一君) 6番、草間君。 ◆6番(草間利夫君) それでは、ちょっとお聞きしたいんですが、いろいろこう見ますと、やはり資本出資というものから理想的な姿というのは、小諸市では大体資本金が 9,980万に対して 1,200万、それから補助金を 300万出されたということなんですが、約12%、上田では2%、これは資本金が 4,950万、これは早くやったということでございます。それから丸子の方では1%が市でJAが1%、これは資本金 1,000万でございます。こんなようにしておりまして、小諸は加入率が38%で、村部の方へいくと31%、上田は61%で、丸子は80%入っている。こんなようなことがございまして、やはりどうしてもこれは行政が冠型になって、やはりいろいろなことでいい情報を住民サービスとして、伝達機関としてやってもらわなければならないということで、また商工会議所の方へもひとついろいろと尻をたたいてやってもらえれば本当にありがたいなと、こういうように思うわけでございます。 それから、放送大学というような、これは入ってからの話なんですが、放送大学というようなことにつきまして、諏訪と今山梨の方にはあるというようなことを言っておりましたが、東信にもつくりたいと、こんなことを言っておりますが、生涯教育というようなことから教育長さんにそこらのところをお聞き願いたいと思いますが、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 教育長、大井君。 ◎教育長(大井季夫君) 難しい問題で、今いきなり言われましても、私がここでどうこうということをちょっと申し上げられませんけれども、生涯学習社会づくりということはこれはもう全国的な大きな問題でございますし、佐久市でもいろいろこのことについては計画を立てて実践をしております。そうした中で、また今お話のような内容も参考にしながら、今後の問題として参考にさせていただきたいと、こう思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 6番、草間君。 ◆6番(草間利夫君) それから、有線テレビジョン法というのがございまして、これには有線テレビジョン法の目的に、受信者の利益を保護することとともに、有線テレビジョン放送の健全な発展を図り、もって公共の福祉の増進に資するものを目的とするというような中で、施設の設置というものについて、指定する期限内にというのが6条にあるわけで、それの2項には正当な理由があるというときには期間を延長してもいいということが書いてあるわけでございます。 なぜそういうことをあれしたかというと、たまたまいろいろなところへ行って話を聞いたところによりますと、この第12条の2項というのに道路の占用許可というのがございます。それで佐久市は高速道路及び新幹線がこれからまさに入らんとしている、また一部開通しているわけですが、やはり道路法というものが本当に邪魔になるという言い方はないんですが、大変なもので、今ならば高速道路に有線テレビの計画があるということになるならば、申請を、計画を上げることによって、全額鉄建公団から費用が出ると、こういうことを聞いてきたわけでございます。 したがいまして、これから鉄建公団も今まさにやらんとしている。それから佐久までは開通した上信越自動車道が小諸まで行っちゃうとこれもまた莫大なお金がかかるのかな、難しいことが書いてあってよくわからないのですが、そういうことで、もうそろそろここへきて大変なところへきていると。もうそろそろ本腰を上げてやってもらわないわけにはいかないところにきているんではないかと、こんなように思うわけでございます。そういうこともお願いしまして、何とか早めにやってもらいたいと、こういうように思うわけでございます。 それから、利用方法ということと、それから民間でやっていくというような中から、例えば浦安市というようなところでは、これは位置づけとしましては21世紀に向け、高度情報化にふさわしい新しいコミュニティの形成というようなことに位置づけて、その基盤ということで、自主放送を優先的にやりたいということから、1戸当たり4万円の補助金を出し、それからその消費税 1,200万もつけて、要するに位置づけているわけでございます。佐久市にはこれからどういうように発展していくかわかりませんが、そんなようなことがあるということでございます。だから、やはり佐久市におきましても、その位置づけと、それからどういうように利用していくかというようなことを前面に掲げて対処してもらいたいと思います。これは要望でございます。 それから、工業大学の誘致ということで、市長は大分骨を折ってもらっておるわけでございますが、いい結果が出るようにお願いしたいというわけでございます。 それで、工業界の方から次のようなレポートをもらったもんで、最後に読まさせてもらって終わりにしたいと思いますが。 工業界の方からこのようなレポートをもらいました。ちょっと耳に痛いことがあるかもしれないけれども、お許しを願いまして読まさせてもらいます。 「佐久は、大学、短大クラスの学校が余りにも少ない。京都の40校以上はともかくとしても、長野県は余りに少ない。地方都市宇都宮は人口17万ですが、技術系だけでも7校あり、本県は新潟を始め近県に比べても少なすぎる。大学が地元にないために地元の企業は人材の確保が困難である。地元の子弟は県外の大学に入校せざるを得ない。卒業しても戻ってこなく、いわゆる人材の流出である。また、地元に若者が集まらない。そして全国から人材が集まらないんだ。そして若者が集まらない町となってしまうのではないか。人材の交流、情報の交流、そして発展が起こらない」。こういうように思っているようです。 それから、教育レベルの低下ということからは、「長野県人は地元において自分たちの手で子弟に高等教育を授けるという基本を放棄したんではないか。長年にわたり、他人、特に東京なんですが、東京に依存してきた。そのために他県に比べても明らかなとおり、教育のレベルが落ち込んでいる。教育信州はもはや死に体であるではないか。教育というものは百年の大計である。明治以来の信州の旺盛な私塾、義塾を想起してもらいたい。地元の工業界は渇望しているんだ。20年前ごろより地元企業は工業系大学、短大あるいは工場試験所の誘致開設に熱意を燃やしたものだ。故樫山信さん、故三浦隆夫さん、故依田勇雄さん、また吉沢新一さんたちが中心となって、最近の例では高見沢サイバネの社長と三浦市長との間でもソフトウエア技術専門学校をめぐって熱の入ったやりとりがあったとか聞いている。先人は本当に苦労している。佐久のリサーチパークも危機に瀕しているというように見受けられる。土地が高くて」、平面が少ないということなんですが、「その上に地元の大学がないことは研究開発企業をリサーチパークに誘致する上でも致命的なハンディを負っているんではないか。将来的に人材の補給がしがたいために、いずれ公的な研究機関か大学でも誘致しなければならないんではないか」。 以上、こんなように申しておりました。 いろいろ苦言やらいろいろお願いやらいたしまして、気に障ったこともあるかもしれないけれども、やはりこれからの佐久市、特に10万ということを目標にしている市の将来を考えると、若いから何でも言っても構わないというわけではなくて、将来一生懸命、何とかいい地域にしたいという一端を述べさせてもらいまして、一般質問を終わらさせてもらいます。 どうもありがとうございました。 ○議長(工藤秀一君) 草間君の質問は、以上で終結いたしました。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 佐久市中込2丁目1番地6、嶋先純子さんから傍聴の申し込みがあり、これを許可してありますので、ご承知願います。  ------------------------------------- △金井昭君 ○議長(工藤秀一君) 次に、金井昭君の質問を許します。 18番、金井君。 ◆18番(金井昭君) 通告をいたしておきました4点について、ただいまから一般質問をさせていただきます。 入る前に、先週5日、6日、土日に、大阪から私のいとこが小学校の同級会ということで参りまして、6日の朝私のところへ寄りました。「あきちゃん、いよいよおれも会社を定年になった。3月22日で60歳になる。しかし、やり残した仕事があるので1年間嘱託で行く。佐久へ来るのは1年間延びる」という、こんな話をしている中に、女房が「昭さん、大変だね」と言うから、「いや、私は大変ではない。市長始め行政の皆さんが大変なんだ」。「しかし、私のいる堺市は非常に庁舎の中が官僚的であって不親切だ。私も今度家を新築するために市役所へ何回か行ったけれども、非常に庶民的で親しみやすい市役所の中であった」という話をして、私が駅まで送りまして帰って行きました。ことし来年には佐久で半分ぐらい生活するようになるいとこでございます。 また、きのうの信毎を見ておりましたら、東信版のところに、上田の依田典子さん、33歳という方ですけれども、まだ独身のようで写真も載っておりますが、とてもかわいい女の子です。「佐久旅愁」という歌をつくったんですね。これをつくった人は東京の人で、篠原さんという方が雑誌に投稿した歌詞、それを見つけて蓼科町の作曲家上原さんという人が作曲をしたようですけれども、その歌手の依田さんという人がこういうことを言っています。「佐久は土地が広々として環境もいい。高速道や新幹線などが通って発展する佐久を曲を通して応援したい。信州を舞台にした歌を歌いたかった」というふうなことを言っておりますし、その歌詞の中にコスモス街道ということが入っているようです。「歌詞に登場するコスモス街道でのステージをことしの目標だ」という、来て歌いたいということです。 私がコスモス祭はいつかなと調べたら9月11日ですが、商工観光課長さんにお尋ねして、相談をして、丸子の何か精密会社の方に勤めておられるようですが、早くお願いをしておいた方がいいな。こんな佐久市を応援してくる歌手がある。そんな気がいたしました。けさです、これは。 計画を実行するということはなかなか大変でございます。私は建設部にお願いをいたしまして、国道 254号線がどんなふうにして国道になってきたかという経過を調べていただきましたら、30年2月3日に県道富岡・野沢線というのになっているですね。そして37年5月1日に2級国道東京・小諸線というのができています。40年3月9日に一般国道 254号東京・小諸、44年12月4日に一般国道 254号佐久・松本というのができておるんですけれども。 通告に依田市長さんの名前をちょっと出しておきましたけれども、私はこの人は非常に展望のあった人だなと思いますし、市長さんもときどき依田市長、依田市長という言葉を出して私は耳にしておりますけれども、多分こういう考えを、県道を国道に格上げしようと考えたのは40年前の話であろうし、その当時、新幹線が、高速道がということで、内山を通って、種場所から北中込に駅ができるというような話で内山は一時わいわいわいた時期がございます。特に肬水地籍においては新幹線と国道が通れば家も土地もなくなってしまうではないかという、そんなお話がございましたし、国道になりまして、今度内山峠にトンネルがあくんだという、あんなでっかい岩をトンネルをあけられるもんかなんて言っておりましたら、たちまちあいて、現在の 254号、池袋を発して松本までの立派な道路が今でき上がってきております。 私は市長という市の理事者になる方は、きのうも木内均議員の方から出ましたけれども、第1次の総合計画、第2次総合計画なんというものではだめで、30年も50年も見越した、そういう展望を持たなければいかんな、こんなようなことから、例えば新幹線が4年後に通りますし、やがて日本の産業は中国大陸に渡るかもしれません。そういう中にあって、佐久駅発北京行きとか、シベリア大陸を横断してモスクワ行き、あるいはロンドンまで行ってしまうような、ちょっと大げさなことを申しますけれども、ことしの7月に松本にジェット化された新しい空港が開通します。ここから出て、松本及び三才山峠を越して松本に入るまでは、運動公園のところへ行くまでは1時間ぐらいで行きますけれども、どうかしますと、時間帯であれから1時間ぐらいは新空港に行くまでにかかるんではないかと思います。そうすると、新幹線に乗って東京駅まで1時間、モノレールに乗って羽田へ行けば1時間半ぐらい、松本に行くうちにはもう羽田空港で、空港へ着く時分にはもう羽田空港から出発できるな。7月からは福岡発あるいは札幌行き、松本行きなんていうようなそんな飛行機も今度路線ができるように聞いておりますけれども。 そういうふうな中にあって、4年後にはいよいよ長野オリンピックが開催されますし、依田市長の40年来の夢であったのがやっと短いようで長い歳月を費やしてここで完成されようとしているわけですけれども、それ2年後を過ぎますと、20世紀は終わって、三浦市長3期目の後半で21世紀に突入するわけですけれども、そういう記念すべき理事者として、何か21世紀に向かう佐久市の将来の展望、でっかいものがもしおありでしたらお聞きしたいな、そういうことから、1点目に質問事項を掲げました。 次に、高齢化時代と食生活の改善ということですが、私はこの月間雑誌を保健課でぽっと目を通してみました。そしたらば、新聞に12月27日産経というように、新聞にどんどん薬草の里というようなことが出てまいりました。これはいいことだが、大変だなと思っておりました。と申しますのは、計画をつくることは簡単だけれども、これをさて実行するぞということになるとなかなか大変だなと思うんです。 農協が合併したその翌年に、農協の発展を考えて、農協五、六軒ぐらいの隣組組織にして、隣組長を置いて、利用係、あるいは購買係、貯蓄係というような、五、六軒単位にした隣組で農協の販路を拡大しようとして、私も40人ぐらいの委員に選ばれまして、 2,000円の日当をいただいて、おいしい弁当をいただいて3回ぐらい会議をいたしました。さてやろうという段階になりましたが、いまだにナシのつぶてで何もございません。考えることは簡単なようですけれども、さてやるぞというとなかなか大変だなと思うわけです。 したがって、佐久市の方たち市民に呼びかけて 100名くらいの方が賛同して、木内さんという方が会長で、代表質問、一般質問で聞いておりますと、榛名平の施設のできる周り 1.5ヘクタールぐらいのところに薬草園をつくろうとする、これなんですけれども、私は大変結構だなと思うんです。しかし、それを運営するには今お金というものが必要ですし、どんな形でいくのか。会員になった人が年会費、月会費を出していくのか、どんな運営をするのかということ。 それの中にあって、今病院に行きますと薬をいっぱいくれます。ちょっと病気のある人は薬づけになっているんではないかと思うんですけれども、倉沢病院長さんに聞いたら、私のところでは余り薬は出さないようにしているという。しかし、見ていますと、薬をたくさんいただいて喜んで帰っていく年寄りもいますし、私の家へお茶を飲みに来た年寄りがぽっと時計を見て、「あ、帰らなくてはいけない」「何か用事があるかい」「いや、薬を忘れてきて薬を飲む時間だから帰る」という、飯を食う以上に今薬というものに依存している年寄りが最近多いなという、こんなふうに思う矢先、こういう薬草の里ということが叫ばれて、厚生省の施設の周りに薬草園ができそうだという、私は喜んでいる1人でございます。 それで、その研究会、金はどんなになっているんだ、どんなにやって運営されていくかということと同時に、産経新聞にはその薬草の療法の一端がちょっと出ておりましたけれども、例えばマタタビを始めはれものやせきにオオバコだとかキキョウ、それから下痢どめにはゲンノショウコがいい。血どめにはヨモギがいいというふうに、虫やタムシにはギシシがいいとか書いてあります。あるいはウマブドウというちょっと紫色をしたあれは糖尿病にいいとか、いろいろですけれども、したがって、温泉ができる、その薬草を温泉の中に入れて入っていただく。また食事にも料理された薬草が出てくる。同時に、厚生省の認可を得て、薬草をつくって、これはこういう病気にききますよという、こんなことをしていただけばとこう思うんですけれども。 というのは、この雑誌の中に、こういう「健康管理」という雑誌ですが、ここに市長さんも保健課の皆さんの写真もこうあるんですけれども、その中に市長さんはこう言っているんですよ。「健康長寿のまちづくりを考えるにしても根幹にあるのは食、野菜や穀物中心の食習慣など、先人の知恵である経験をもう一度見直すことは現代人が健康を取り戻す上で大変に大事である」。 先刻も代表質問の中で、日本には700種類の薬草がある、恵まれていることにそのうち500種類は長野県にあるという、こんなお話もございましたが、また、次に市長さんは、「今後の医療も福祉もこれまでのような科学一辺倒のやり方では限界がある。ことに老人対策を考えるとき、不安や悩み、悲しみ、すべて今のような科学一辺倒の療法ではだめだ」、こんなようなことを申されておるわけですが、私もそうだなと共鳴しております。 最後に、心や身について、土に学ぼうという市長さんの言葉、土に学ぼうという、したがって、我々の食生活は土から取ったものすべてがいいんだ、そんなことかと思いますけれども、したがいまして、市長さんのお考えを少しくお聞きしたく思っております。 3番目に、不登校児童・生徒についてでございますが、佐久市内の小中学校の不登校児の実態、教育委員会で考えておられる対策についてお聞きしたいなと、こう思うわけですけれども。 秋山会長の代表質問の中で、教育委員長は、小学校11(5人)、中学生37人(6人)という数値を申されまして、この辺では小学校が岩村田小学校、中学が東中学校に中間施設としてあるという、こういうお話をお聞きいたしました。そして要因は非常に多岐にわたっている。心のつまづきがあるという、そんなお話を聞いておりますうちに、3月5日に長野で子供の自殺問題研究会というのが設立されました。11人の方が集まったようでございますが、その提唱者は県短期大学の小林という教授のようでございますけれども、そこで話に出たのに、過去2年間に中学生、高校生が12名自殺しているというんですよね。12名自殺をしている。しかも真相がほとんど明らかではない。教育問題として対応する姿勢が学校側に欠けているという、こんなことを指摘いたしまして、自殺予防の専門電話を設けるとか、そういった子供の生きる権利を守る立場から真相を究明していこうという子供の自殺問題研究会、こんな会はなくてもいいと私は思うんですけれども、設立されたようでございます。 そういう中にあって、また厚生省がつい先日、家庭についてのアンケートを取った。そしたら、その回答者の中の11%の方が、家の中にいても1人の部屋がいい、こう唱えているんだ。これは厚生省の方もびっくりしているようですけれども、家の中にいても1人でいたいという、そういう人たちが11%もいるということですよね。 私はどなたが朝、昼、晩とつけたか知りませんけれども、私が朝、昼、晩というものを判断するに、夜が明けたら仕事に8時間出ろ、暗くなったら8時間は眠れ。後の8時間は家庭で一家の団らんに過ごせという、こんなのがねらいで朝、昼、晩というのができているんかなと、こう思うのですけれども、その一家団らんに過ごせというその時間の中にあって、私は1人部屋がいいという人が11%もいるという、これに私も、統計を取った人たちもたまげているようですけれども、私も本当にびっくりいたしました。 私はお父さんが会社に、姉ちゃんも会社に、ぼくは中学に、弟は小学校に、それぞれ家族が分散して行ったのが、下校時刻になって、退社時間になって、家に来て、そしておばあさんのつくってくれた温かい夕食を食べながら、いや、きょう、お父さんの会社はこういうふうにあったと、姉ちゃんは、私のある会社員が私にぼくはあなたが好きだよなんて言ったなんていうようなほほえましい話が食卓に出た。きょうぼくは理科の時間に居眠りをして先生に怒られちゃった。ぼくはきょう体育の時間にドッヂボールをやって一番最後まで残った。いろいろな話題が出て、食事を取りながら話しているうちに、家庭というものは疲労回復、つまりあったことを話して、うん、そうか、助言をしていただいて、妙薬になってあしたの英気が得られていくんではないかなと、こう思うんですけれども、そこらのところ、どんなもんでしょうか。 きのうの松本市議会でも不登校の問題がいろいろ出たようです。その中に、今松本市には指導主事の先生が2人おるようでございますけれども、もう1名ふやしていただきたい。更埴市でも非常に問題になった。また、県会でも問題になったようで、委員長さん、それぞれ答弁しておるようでございます。私も捨てておかれない問題であるなと、こう思うわけですが、教育委員会の今後のこの対応についてどんなふうなお考えであるか。私は学校とPTAと地域住民が一体になければだめだ、こんなようなことを9月の一般質問でもした記憶がございますが、いかがなものでしょうか。お聞かせをいただきたいと思います。 4番目に、城山小学校の通学路について質問いたします。 2月12日は大雪でした。私は17日に田口の宮代というところに去年おととし就任をした女の子がおりまして妊娠しております。2月10日ごろがお産日であったんですけれども、17日の朝7時ごろ電話がまいりまして、タクシーをお願いしたけれども、雪でどこかでだめで今困っているということで、7時に電話をいただきまして、あわてて朝飯を食べて家を7時半ごろ出ました。丸石という自転車屋から左に曲がって、清川に向かったんですけれども、常和の入り口まで私は4回自動車をとめました。ということは、雪も左右にあったということもございましょうけれども、横断歩道が元の郵便局のところ、太田部から出てくるところ、それから細萱食品のところはちょっと狭くなります。車が2列に並ぶ、小学生が登校してくる。高校生が自転車で登校してくる。狭い道路が車が2列、歩く人が1列、自転車が1列、4列です。そのために私はとまったわけです。彼女の家へ着いたならば、本当は五、六分で行くところが、8時ちょっと前でした。時間がかかってしまって行ったわけです。 そういうことにつきまして、城山小学校へ行きまして教頭先生に少しく相談をしたんですけれども、私も7時前に来て、郵便局のところでときどき立っているけれども、とにかく大変だと。よく交通事故がない。そういうことから、3月3日7時から8時まで細萱食品のところで自動車の通行状況を、通過していく車両を調べましたら、これは常和のPTAの皆さんもそれではということで出てくれました。638台です。そのうち7時から7時半までが209台、7時35分から40分まで、つまり細萱食品のところから常和方向を見て、その子が細萱食品の前を通って私たちのところを過ぎていくまでの時間、これ5分と見ていたら、その間に172 台過ぎます、5分間に。これは大変だなと感じておりました。 そこにいたお母さん方、こんなことを言っています。子供が帰ってくればほっとするという、私の子は今度中学生になるんだけれども、歩行でなくて自転車だという。本当に交通事故が心配で恐ろしいと、こう申しております。 それから、接触事故はちょいちょいあると。帰りに田んぼに落ちたというようなことです、接触事故。それから学校も適当に対応しているようです。例えば右側を通らなければいけない学校の下校時に、安全の意味から左側を通ってもいいよと、歩道のあるところは歩道を通れという、無理に右側でなくも、左側を通ってもいいよと、こう言っている。そういう子供の対応に対して、ときには運転手さんが車をとめてどなるというんです。「右側を通れ」、そんなことも聞きました。本当に何たることだろうと、こう思うんですけれども。 そのときに私は今平賀保育園は園児は送り迎えになったという話を聞きまして、この間保育園へ行って本当ですかと言ったら、とにかく車が激しくてだめだと。私が勤めているころは子供が、保育園児が帰りに黄色いランドセルを背負って、もう喜び勇んでふざけ合って、和気あいあいのうちに下校する姿を見ましたけれども、つい五、六年の間に親が送り迎えをしなければ楽しい保育園にも行けないというのが現状のようでございます。 さらに、私は7日の今週の月曜日の朝7時から8時まで、元の平賀の郵便局のところに立ってちょっと調べて見ました。私がいる1時間の間にそこを通過した車の台数は 917台ですね。細萱食品に比べますとちょっと多いんですけれども、ご承知のように、南田んぼが歩道が終わりまして直線道路ができました。したがって、あそこへ出てくる車が多い。また、太田部等で下水道の仕事をしておりますし、そんな関係でこっちを回る車が多いのかとも思うんですけれども、これが今10分くらいいると 1,000台になっちゃうだろうと、こう思うんですけれども。 私のところを通っております 254号でも1時間に 917台だなんて車は通りません。したがって、城山小学校の園児や生徒、高校生が通るわずかな道路、1キロないですよ、 500メートルぐらいだと思うんですけれども、交通量が激しいかということをおわかりいただけたかと思うんですけれども。PTAの皆さんに聞きますと、私たちは県の土木課まで行っていろいろお願いをした。佐久の建設事務所に行ってお願いをしたし、市役所の方にもお願いをした。一向にはかどらないのが現実ですという、こういうことです。 現場をよく見ましたけれども、元せぎというのがあったんですね。あのせぎをU字溝か何かをふせていただいて、ふたをして、子供がそのせぎの上を通れるようにしていただいただけでも交通事故の恐ろしさというものはやや解消できるではないかな、こんなふうに私は思うんですけれども。何はともあれ、親が子供の帰ってくるのを見て、ああ、よかった、ほっとしたなんていう、そんな学校生活であってはいかんなと私は思うんです。 1番、2番、3番については、代表質問、それから昨日以来の一般質問でそれぞれの立場で答弁をいただいて、私もまがりなりにも理解をしておりましたが、再度のようなつもりで質問いたしました。4番目については、篤とひとつご答弁をいただきたい。言うならば、ああ、そんなんだったですか、ついうっかりしておりました。早速やりましょうぐらいの返事をいただきたい。 以上で第1回目の質問を終わります。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 金井議員のご質問にお答え申し上げます。 最初に、依田初代市長の名前が出てまいりました。私も東京で依田さんからの陳情を受けていたことがありました。よく陳情に来たのか、説教に来たのかわかりませんなあなんて冷やかして、それほど熱を込めていつも話されておりまして、大した人だなとは思っておりました。そしてまた、内山トンネルをぶち抜くという話をしたときに、地元の皆さんが「依田さん、何か頭がおかしくなったんではないか」という話を直接私も聞いたことがあります。 しかし、本当に偉大な政治家だな。そして私この5年間、市のいろんな仕事をさせていただいていまして、ますますやっぱり大変な政治家だったなということをこのごろ本当に感心をしております。ああいう方は滅多出ないんでしょうけれども、いつも何か30年、40年先の話を東京へ来てはやっていた。私も直に聞いておりますから、本当に今度こうしてその立場に立ってみて敬服をしているわけですが、今その依田さんの名前が出ながらのお話を伺っておりました。 未来への構想ということでございますが、金井議員ご指摘のとおり、初代の依田市長さんの、当時としては大変遠大と言っていいんでしょうか、そういう構想がここにまいりまして実現しつつある。目に見えてきた。こういうことを目の当たりにいたしまして、改めてその偉大さに敬服しているところでございますが、私もこのような国家プロジェクトが推進されまして、まさに佐久市の百年の大計を図るときに行政の責任者として微力を尽くすことができるということは、力は足りませんが、大変光栄なことだと思っております。とともに、これは大変身の引き締まる思いをするわけであります。 私の将来の構想ということでございますが、高速交通網として残されております中央横断自動車道のこれは確定を図っていかなければいけないなと思っているんですが、2つ目としては、ことし7月にジェット空港として開港が予定されております松本空港へのアクセス性を高める必要があるんではないか。例えば長大トンネルなんてのは必要なんではないかということも感じておるわけでありまして、佐久から空港への時間短縮を目指して道路の整備を促進していかなければいかんななんてことも考えておるわけであります。 これは第3次総合計画、これからつくるわけですが、これは10カ年間の計画でございまして、やはり21世紀の佐久の姿というものはこれから絵にかいていかなければいけないなと思っていますが、いずれにいたしましても、今後とも高速交通網の整備をてこに、産業振興を始め地域の発展にこれから努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 そして松本空港の話が出ましたが、7月のジェット機化をめどとして今着々と整備が進んでおるわけでありますけれども、開港いたしますと主要都市への時間が大幅に短縮されるわけであります。いずれはあそこから世界各国に飛び立つでありましょう。しかしながら、ご質問のように、佐久市から松本空港に行きます道路は、国道の 254号を利用して市内に入って、そこから空港に行きますと約2時間かかるわけであります。市といたしましても、空港までの道路整備につきましては県にお願いをしてきたところでございますが、最近発表になりました長野県広域道路網マスタープランの中で松本、佐久間の整備計画が出されておりますけれども、計画では現在の国道 254号を利用する方法でございまして、未改良区間の解消とか、あるいは交差点の立体化、そしてまたバイパス整備等をいたしまして時間の短縮を図るという計画でございます。 市といたしましても、空港にアクセスする道路整備につきまして、これからもひとつ県にお願いをしていきたいと思っております。 いずれにいたしましても、私はこれからの佐久平の20年、30年、40年後のビジョンというものをつくってみたいと今思っておるわけです。しかし、そうは言いましても、今は大きな課題山積なわけでございまして、しかし、この課題は平成6年度になりますと大分先が見えてくると思うわけでありますので、平成7年度ぐらいにはひとつ私の夢と称しまして、佐久平の21世紀を描いてみたいななんて思って今勉強しておるわけであります。もちろんその中には松本空港の道路の問題なども大きな核になってくるわけでありますし、先ほど草間議員がおっしゃっていました情報化社会を通り越して、これからもうバイオ社会、遺伝子問題が目に見えてきておるわけでございますが、こういうものを核にして、佐久平をどうしようかなんていう夢をひとつ描いて、これは全く私の考え方でございますが、ひとつ世に問うてみたいと、こんな気持ちで今おるわけでございまして、これは第3次総合計画とはまた別なものでございます。30年、40年という先の佐久平の姿でございます。 もちろんその当時、もう市長さんは恐らく2代も3代もかわっているでありましょうし、私もお墓へ行っているかもしれませんが、一度そんな夢をひとつ、これで大きな課題が大分目に見えてきたところでひとつ打ち出してみたいななんて思っております。またそのときはいろいろご批判をお願いを申し上げます。 それから、厚生年金の施設の問題と薬草問題の話がございました。 あの施設、決定以来、既に埋蔵文化財調査、それから地質調査、事前調査、順調に進められておりまして、もう間もなく終わりに近づきます。今後の工事予定につきましては、既に長野県の土地開発公社から道路工事の発注がもうなされておりまして、この4月から造成工事に入って、造成終了後、秋には施設工事に着手して、3カ年間計画で建設されまして、平成8年度には完成するということを伺っております。これは今までのご答弁でも申し上げてまいりました。進入道路につきましては、平成5年度から用地買収を進めておりまして、8年度の施設完成までにこれは整備をしていきたいわけであります。 薬草公園の整備についてでございますが、計画予定地の地形をこれは生かしながら、佐久地域に伝わる薬草を中心に植栽するということでございまして、これは特徴のある公園にしたい。そしてまた市民の憩いの場となるようなことを平成8年度までにこれは並行して整備をしていきたいと考えております。 先ほど薬草研究会のお話が出てまいりましたが、このきっかけというのは昨年3月に佐久市に厚生年金保険福祉施設誘致が決定いたしまして、佐久市が窓口となってこの施設の用地交渉の際に、地元の特色を出すのに地域に豊富な薬草を生かしてのアイデアとして、宿泊施設には薬湯、食堂のメニューは薬膳料理を使ったらどうかと。そして薬草の知識を広める。またそこで即売ができるような薬草園をつくってほしいという注文が出てまいりました。こうした薬草の里づくりはこれは佐久でなければできない事業でございます。先ほどお話がございましたように、全国に 700種類ある薬草の 500種類がこの地域にあるということはこの地域の特性を生かす産業にもなります。こういう話を厚生省に実は打診したわけでありますが、これは厚生省としても施設の趣旨にぴったりであって、このような施設なら国内でも初めてではないかということで賛成をいただいたわけでありますが、その過程で、アイデアは大賛成だけれども、問題は材料となる薬草を 365日確保してもらえるかいと、こういう話になってきまして、そこで佐久市として、では同じ施設に、隣接地に薬草園を計画しまして、市民の側からも薬草のことなら任せてくれと、こういう組織をつくって大いに応援しますよという話をして、昨年の12月に地元の中心とした皆さんで佐久薬草研究会というのが発足したわけであります。 この研究会は、現在薬草の里をつくろうといって会員を募集しながら先進地の視察とか勉強会を行っておるわけであります。また、最近ではハーブの生薬としての利用法や栽培の仕方などについて講習会も開催をされました。今後薬草の効用とか栽培技術、調理法、こういう研究など、幅広い研究をしていく予定ですので、私としましても、この薬草研究会、ひとつ充実してほしいなと思っておるわけであります。 援助といってもいろんな援助の仕方がありますが、できればひとつ何か国からいい予算はないかなと思っておりましたら、国の方でもちょうどいい名目の予算がありまして、今度の補正でお願いをしてございますが、また、6月の議会で平成6年度の予算をお願いすることになると思いますが、これは国の方でいろいろ心配をしてくださるそうです。今年度は薬草の里づくり事業の足がかりといたしまして、高齢化時代を迎えて、保健施設活動における薬草の効用及び食生活への利活用について調査研究を行って、国の先駆的モデル事業として医療費適正化特別対策事業というのがあるわけですが、この補助金を受けて事業を実施するということでございます。 というのは、先ほど薬づけという話がございましたが、この薬づけというのは、だれがどう見たっていいことではありません、今の医療は。やっぱりこういうものをひとつ普及していこうではないかと、そういう意向に沿った事業であると、こういうわけで補助金がいただけるようになりました。来年度以降もひとつ国の補助金を受けて佐久市の薬草の里づくり事業が実施できますように関係機関に働きかけていきたいと思っておりますが。 薬草のさっき療法についてのことをちょっとおっしゃっていましたけれども、最近医学の進歩、そして食生活の改善が私たちの健康保持、また日本の寿命世界一ということに大きく貢献してきたことは既にご案内のとおりでありますが、しかし、最近一方で医療費が増嵩、あるいは食生活におけるカロリーの過剰摂取、食べすぎ問題です。そして偏食とか食物アレルギーの問題、いろんな問題が新しく起こってきておるわけであります。本格的な高齢化社会の到来を目前にいたしまして、やはり健康で老いることの大切さというのを改めて痛感するわけでございますが、こうした中でひとつ健康と食生活を見直すとともに、私たちの祖先が古来から営々として築いてまいりました、いわば貴重な文化遺産でございます、薬草というのは。この薬草に着目して、その利活用によって健康保持を図っていこうではないかと。これは本当に時宜を得たことではないかと思うわけでありますが、ちょうど市民の中で薬草研究会も発足いたしましたので、今後この組織が中核となって、大いにこれ市民に浸透普及していただきたい。むしろこっちの方の要望も強いわけであります。 私はこの薬草利用の運動は全市的な健康運動につなげていきたいなと今思っております。日本人の平均寿命は世界一ということになりましたけれども、健康で長生きしなければ、これはもう何もなりません。人生80年時代のその根幹にあるものは、私は先ほど、何か雑誌の紹介をされましたが、食生活の問題ではないかと思っております。食の問題ではないかと思っております。野草や穀物中心の日本人の食生活というのは、今世界の国々で日本食をみならえと、今ワシントン、ニューヨークなんかではもう豆腐なんかが大変な売れ行きだそうでありまして、世界のモデルと言われておるわけでございますが、逆に日本人の方はアメリカ式の高たんぱく高脂肪で今新しい病気がどんどんふえてきている。その辺はこれから反省をしなければいけません。 そうした意味で、先祖代々からのひとつ経験学というものを私はここでもう一度見直す必要があるんではないだろうかと思っておるわけです。薬草そのものは即治療ということにはこれはならんわけでありますが、徐々に体質を変えていくという、祖先のこういう経験学、大した経験学がいっぱいあるわけでございます。朝鮮人参、ニンニク、さっきおっしゃっていましたゲンノショウコ、地梨、本当に病院でいただく薬よりいいんじゃないかななんて思うものがたくさんあるわけでございます。例えば骨粗しょう症なんていうのが今問題になっていますが、これは全く今の高たんばく食を食べますとカルシウムがどうしても小便の中に出てしまう。それによって、骨にカルシウムが到達しない、骨粗しょう症になる、骨折しやすくなるという悪循環があるわけでございます。もう最近の日本人の食生活というのは異常というか、めちゃくちゃだというように私から見ると見えるわけでございますが、こうしたことも、ひとつ薬草を使うということも食生活の改善の1つであるわけです。 そういう意味で、ひとつこの薬草研究会、これは市民運動に育てていきたい。国の方もこの趣旨に賛成いたしまして、先ほどひとつ運営費を見ようではないか、こういう話になったわけでございます。 それと、大きな柱はこの薬草園に対しましてひとつ薬草を供給していこうということでございます。よくいろんな新聞雑誌に薬草の同好会みたいなものがいっぱいあるわけですが、こうして本格的な運動につながり、しかも生産につながってくると、こういう運動は恐らくこれも初めてではないかと思うわけですが、そういう意味でひとつこれから金井議員にもぜひご支援をお願い申し上げたい、こんなことをお願いして、答弁にかえさせていただきます。 あと、不登校児問題、城山小学校の通学路につきましては部長の方からご答弁申し上げますが、ともかく私は 254、今年度からいよいよ予算がつきました。ことしは 5,000万という少額でございましたけれども、とにかく平賀の自動車問題は何としても一日も早く 254のバイパスをつくらなければならないと、こういう今気持ちでおりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(工藤秀一君) 教育長、大井君。 ◎教育長(大井季夫君) 金井議員のご質問の不登校問題についてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。 今議会で、代表質問また一般質問それぞれの議員さん方からご質問をいただいて、ご答弁申し上げておるので、重複する部分は避けてお話し申し上げたいと思いますが。 今後の教育委員会としてのこの問題に対する対応を確認をしたいと、こういうお話でございますので、そうした意味で申し上げたいと思いますが、私はまず一案に、学校へ来ることに抵抗を感ずる子供というものの正しいとらえを何としてもしなければだめだということをつくづく個々の子供の指導に相談にのってみて強く思います。 その内容として、これは再三申し上げてございますが、学校へ来ることに抵抗を感ずる子供というものが特定の子供ではないということであります。どの子にも起こり得るというのが今の特徴であります。10年、20年前の学校へ来れなかった子供というものは家庭事情とか、極端な子供の性格の問題とか、仲間関係とかというようなことがはっきりしておったわけでございますけれども、最近の子供のつまづく様子の子供を見ますと、なぜこの家庭にと思われる家庭がいっぱいでございます。学校も非常にそういう点でもそのありかに、はっきりさせるのに苦労しておるというようなことがございます。その点で子供の正しいとらえをしなければいけないということが1点でございます。 それから、そうした子供自身が行きたくても行かれないでいるという子供を第三者的に、外観的にとらえて、その子供を誤解や偏見で大人が見てはとてもとても子供がいい方向には行かれないということも強く思います。あれは勉強ぎらいだ。なまけ者だ。学校の勉強ができないじゃないかとかというような軽々しい言葉で、あるいは気持ちで子供を見るということは本当に子供をだめにしてしまうということを非常に恐れます。 3点目は、原因を、あそこが悪いから、学校が悪いから、家庭が悪いから、地域社会がというようにして、だれが、どこにというようなことで原因を決めつけて見るということの危険であります。このことについては、再三再四、こうした子供の現象は複雑多岐にわたって複合性を持っておりますということを申し上げたわけでございます。その一例として、きのうもある中学生の一例を申し上げたのもそういう下に意味があるからでございます。 それから、4点目は、個々の子供というのはみんな十人十色で、同じ学校へ来れなくても同じ状況で来れない子供なんて1人もおりません。みんなそれぞれの子供が悩み苦しんでいる原因を持っておるということですから、そうした温かい目で子供をぜひ見なければ、子供の明るい展望は開けないということを強く思っております。 主に感じている子供の正しいとらえということで常日ごろ感じておることを今4点申し上げました。 そこで、具体的にどうあってほしいかということはきのうも申し上げましたが、お互いが大人社会が、学校が、家庭が、自分の生活の見直しから出発するということが大前提であるということであります。これが複雑に絡み合って、子供がそうした重みに耐え切れないでいるというのが指導相談助言にたくさんの例に当たってまいりました集約した私の意見であります。 家庭のあり方、今も金井議員がお話がございました。夕食のときに一家団らんで話ができるというような話もございました。今家庭が下宿化されているということがよく言われます。家はあっても家庭はないというような、みんな個室で、夕食はロビーへ集まってホテルなみだということさえも嘆いております。そういうようなことは一例を上げればきりがありません。やはり家庭の見直し、あるいは学校で若い先生がもう少し早くこの子供のおかしな行動に気づけばよかったと。そのことについ大したことはないだろうと思っていたことがこうなってしまったという例もあります。学校ももっと子供のとらえを正確にして見なければだめだと。家庭もそうだ。あるいは地域社会がエロ本のはんらんだ。あるいはごみ問題にしても大人が子供を連れて休みにはごみを堂々と道端のところへ捨てていくということの例も私も何回も見たことがございます。こうした家庭の見直し、学校の見直し、地域社会の見直しというところからまず出発をして、そこに関連性がどうあるかということを見るような指導をしていこうということでございます。 こうした点を踏まえて、私どもまた教育委員会でも教育委員会としての組織機能を見直したり、あるいはこうした地域、学校、家庭との連携を強めながら、こうした子供たちの対応に当たってまいりたい、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 なお、城山小学校の通学路の問題、いろいろご指摘いただきました。私も長年この問題は大変苦労しております。関係の部課にも、部にも課にもお願いをして、またそこでもご苦労いただいておるという実情でございます。またよろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 建設部長、平林君。 ◎建設部長(平林泰君) 城山小学校の通学路について、歩道及び歩道橋の整備についてということでございますが、県道三分中込線の歩道と歩道橋の整備ということでございますが、歩道につきましては、佐久市と臼田町を結ぶ幹線道路でありますので、交通量も多いことから早期に整備が必要なところであります。また、指定通学路となっておりますので、市としましても県に強く要望してまいってきたところであります。現在継続事業として実施中でありまして、今年度は用地買収を実施したところであります。 いずれにいたしましても、歩道を設置するために沿線関係の皆さんのご理解をいただき、早期完成に向けお願いをしてまいりますので、よろしくお願いします。 次に、歩道橋の設置でありますが、県道を指定通学路が横断をしておりまして、横断者も多いことから、市としましても県に要望してまいってきたところであります。 しかしながら、新設につきましては、歩道橋の設置基準がありまして、横断者数、横断幅員、また交通量等からしまして現時点では困難な状況であると聞いております。学校、また家庭での交通安全指導による対応をさらにお願いをいたしたいわけでございます。 以上でございます。 ○議長(工藤秀一君) 18番、金井君。 ◆18番(金井昭君) 補足説明をいたしますけれども、常和の児童数が51名、太田部20、平賀新町33、荒家39、下宿17、合計 160名です。それで、城山小学校の児童数は 595名ですから、約27%の子供が平賀・田口線の通学路を登下校しているという、こういうことでございます。 何はともあれ、やっていただかなきゃ解決しないことなんですけれども、何か細萱食品のすぐ東側に水間さんという方、新宅をつくられたようですけれども、もっと下げて家をつくればいいのに、わざわざ前の方に出したなんていうなかなか意志強固の人のようでございますけれども、区長さんにお話ししても、その持ち主と区長さんが前後ろになるとかというお話を聞きましたが、用地買収とか交渉には常和のPTAの皆さんも都合を惜しまないという考えでおりますので、気にとめて、ぜひ多少なりともと思いますけれども、確かにせぎがちょっとふたができればいいかなと思うんですけれども、ぜひお願いをいたします。 時間がもうなくなりました。私は質問するときにレポートにまとめて、こういうことが割合できない人間で、整備されていない原稿で失礼な質問をいろいろいたしてまいりました。ちょうど今回の議会が終わりますと、2回、3回、4回、6年の1回目で、私も昨年の今ごろは選挙に没頭しておりましたが、市会議員の立場で住民と接していて、4回とも至らない質問で、至らない原稿で、お気に障った面もあろうかと思いますけれども、いずれにしても佐久市は今大きな事業を抱えて、市長さん申されましたように、佐久の中核都市にこれからならなきゃいかんと思うわけですけれども、協力を惜しまないでいきたいなと、こう思っております。 ひとつ要望しておきますけれども、例えば代表質問、一般質問で出ましたことの中にごみの減量問題が出てきましたけれども、民生部に行ってもどこにごみの何があるだか、生活環境課というのが理解できないという人もあるようでございます。したがいまして、2階のロビーへ入ってきた民生部の一番奥の壁に、模造紙2枚ぐらいのやつ、2枚はちょっと大げさですかな、1枚ぐらいでよろしいですか、ごみ減量係とか、というのは、ここがそうだというふうな明示をしていただく、ちょっと名前を書いておいていただければ、ああ、そうかなと思いますし、それからちょっとシルバー人材センターというのは聞いた目はいいんですけれども、会社がもうだめになったとか何かで私は失業者が大変多くなるんではないかと思いますと、けさちょっと部長さんに話をしたら、どこか松戸にそんなような課があるそうですけれども、仕事はすぐやりますよというような課に変えてみることも、イメージを変えてみることもどうかななんて思いまして、けさほど民生部長さんとちょっと話をしてみたんですが、一応そうなればというような私の要望です。 本当にさっき申し上げましたように、整理されていない原稿で質問をいたしました。将来の見える、本当に希望の持てる答弁をいただきましてありがとうございました。 以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(工藤秀一君) 金井君の質問は以上で終結いたしました。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時50分 △再開 午後1時00分 ○議長(工藤秀一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  -------------------------------------木内喜美江君 ○議長(工藤秀一君) 次に、木内喜美江君の質問を許します。 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) 28番、木内喜美江でございます。通告してございます5項目につきまして質問いたします。 まず、第1に、平尾山開発について、3点、お伺いいたします。 初めに、災害対策についてですが、平尾山の崩落調査の報告は2月22日の全員協議会での説明で概要がわかりました。その中で、崩落の原因は、例年の 1.4倍の降水量であり、また地下水が地表に上昇したことが主な原因ということ、今後 110%の安全性を見て暗渠工事をするということですが、対策は崩落場所だけでよいのか、まずお伺いいたします。 22日の説明では、施工前に地表部にかなりの常時湧水があり、地下排水溝により処理されていたということですが、この場所以外、常時湧水のある場所があったかどうか、またほかにも暗渠をしていたという場所があったかどうか、お伺いいたします。 今回、3カ所のボーリング調査が行われましたが、今までもこのほかにボーリング調査をしたところがあったのかどうか、お伺いいたします。 また、工事の終わった後、平尾山公園スキー場全体の地下水の変化があると思われますが、調べる必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 なお、河川の安全について、災害防止策はどうなっているか、お伺いいたします。 平尾山に関しての2点目として、今回の補正予算書の都市公園計画費について、今年初めの予算より公園整備の受託事業が 7,400万円減の2億 7,300万円となっております。補正予算書の56ページでございます。この公園整備受託工事の場所と工事内容についてお知らせください。 また、第三セクターの平尾山開発株式会社からの受託工事ということですが、後の所有権はどうなるのか、お伺いいたします。 なお、現在、市民公園内にリフトができつつありますが、これもこの中に含まれているのかどうか、お伺いいたします。 3点目は平成6年の事業内容について、6年度予算書の 141ページ、桃源郷公園の整備事業費の工事請負費の園地整備工事費として説明してございます箇所、また、木花佐久耶姫の森整備事業の園地整備工事費について、どの位置にどんなものができるのか、お伺いいたします。 次に、2項目のごみ減量対策についてお伺いいたします。 1点は、新方式を実施してから4カ月、一般市民のごみの減量については前日までのご答弁でわかりましたが、このことによっての効果をどう見るか、お伺いいたします。市民は市に一生懸命協力したことがどんなふうに役立っているのかを待っております。 2点目は、事業者に対してですが、12月に事業者への対応を要望いたしましたが、その後どんな対策をとられたでしょうか。また、事業者の協力の状況はどうなっておりますでしょうか。よく町で黒い袋で分別されていないごみの山も見かけます。一般市民から疑問も持たれています。せっかく市を挙げて取り組んでいることですので、事業者の方々も分別など一緒に取り組んでいただくよう、どんな対策をとられますか、お伺いいたします。 第3点目は、今後の推進策についてでございます。 このごろ婦人の集まりで、佐久市と東部町がごみに取り組んだら小諸市で悲鳴があるとか聞きました。近隣市町村からまた佐久市に入るものもあるとか聞かれます。お互い情報交換を密にして連携し合うことも大切と思いますが、いかがでしょうか。 自治体で今一番頭の痛い問題の1つでもあるごみ問題、佐久はことしが元年、正念場です。そのために市長もこれから直していくところがあったら取り上げていきたい、いろいろと言ってほしいということできのうのご答弁もございましたが、各支所にごみ対策提案箱などを置くのはいかがでしょうか。いろいろと市民のアイデアなども取り入れてもっと進めていきたいと思います。だんだんに進む中で過剰包装の問題、またトレイの問題などいろいろとごみを少なくする根本の面に対しての協力などが出てくると思います。ことしを第1年目に次々に取り組んでいきたいものでございます。市当局の今後の推進についてご説明ください。 次に、3項目めの学校及び病院の米飯給食についてお伺いいたします。 初めに、学校給食につきましては、食糧庁からの資料や新聞などで輸入米は使わないことが報道されておりますが、ここ数日のテレビなどでの厳しい情勢の中で将来への見通しはどうなのか、お伺いいたします。 また、食糧庁の資料で、輸入米を使用しない理由は日本型食生活の定着のためと書かれております。この米不足の中で内地米を確保していくのは大変なことでございます。それだけの努力をして日本型食生活の定着を目指すためには、子供たちにもその意義のわかるような教育が大切と思います。このチャンスを生かして、市長の主張している農業の必要性、農業者の誇りを、農村地域の存在性の重要さの学習のときでもあると思います。学校での米飯給食にまつわるいろいろな対応をお知らせください。 次に、病院給食ですが、先日の代表質問でのご答弁で3月いっぱいは輸入米は使っていないということでしたが、4月以降はどのように予測されていらっしゃいますか、お伺いいたします。 なお、病院で輸入米を使う場合、栄養士の皆様が十分に研究をなさっていらっしゃると思いますが、食糧庁での説明では、船積みされる前の米のサンプルを空輸して検査をすることになり、船で来たもの全部の検査はなかなかしきれないということです。それでは今問題になっているポストハーベストの問題など問題があるんではないかと思います。病院で病んでいる方たちの安全性が心配されるわけですが、この資料の中でも、臭くてもタイのお米の方が農薬の使用が少ないから安全ではないかというような意見も出てもおりますけれども、病院の関係者の皆様方、いろいろどのように考えていらっしゃいますか、お伺いいたします。 次に、4番目の項目の国際家族年への取り組みについてお伺いいたします。 1994年、ことしが国際家族年と国連で決議され、運動が世界じゅうにわたって開始されております。家族がおのおのの個人の人格を平等に認め合っての家庭生活、そこから社会の真の平等と協力が生まれるとして、「家族から始まる小さなデモクラシー」をスローガンに進められることは、現在の不登校児の問題とか老年期の問題を控えている昨今、特に意義は大きいと思います。この意義ある年にどんな取り組みを計画されていらっしゃいますか、お伺いいたします。 1つの例として、私の手にこんな冊子が届けられました。ご紹介いたしますが、県でまとめた家庭の日に関する応募作品集です。これを見ますと、家庭の日に寄せて作文とポスターの入選作品が載っております。早速開いてみましたが、目につくのは佐久市からの作品です。幸いにポスターの部には野沢中が平成4年、5年と1席で入選しております。また、野沢中、東中からの入選者の名前も載っておりました。しかし、作文には見当たりません。よく調べてみましたら、佐久教育事務所管内でポスターは多い年で 600点くらいですが、作文は20から30点ぐらいでした。県内で多いのは下伊那管内で 1,000、木曽で 600編ほどでした。 この中の小学校2年生の作文をちょっと紹介いたします。これは松川町の松川小学校2年生の作品です。 「きのう、お母さんの宝物、なあにと聞いたら、お父さんと言った。その次はと聞いたら、姉ちゃんと私とかずひろと言った。何でお父さんなんだろう、きっと夜にお父さんと話をしているかな。何でかずひろなんだろう。それが知りたいな。夜泣いたりするのに、何で姉ちゃんなのかな。いつも私の頭とか背中をたたくのに、何で私なんだろう。やっぱり不思議だな。でもお母さんが言ってくれてうれしいな。すごくうれしいな。私は忘れっぽいから、紙に書いておこうかな」。 こんなすてきな作文です。ことしの国際家族年にちなんで佐久市で多くの作文募集をし、本にまとめたり広報や公民館報などで紹介していただいたりするのはいかがでしょうか。市ではいろいろご計画されていてくださることを期待して、取り組みにつきまして質問させていただきました。 最後の、市政資料の閲覧についてでございますが、現在、市民ホールに閲覧の場所があり、資料が出ておりますが、各支所に予算書とかこの議会の報告書など一部のもので、狭いスペースでも結構ですので、各支所でも閲覧できるように計らっていただければ、市政が身近になって大変いいと思います。そんな市民の要望もございます。市政の充実のためにお願いするものですが、よろしくお願いいたします。 これで私の第1回の質問を終わります。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 佐久市大字岩村田 429番の3、木内正樹さん外8名から傍聴の申し込みがあり、これを許可してありますのでご承知願います。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 木内喜美江議員のご質問にお答えいたしますが、最初の平尾山開発の災害問題につきましては、この件につきましては、佐久市大字伴野の細萱秀太郎さんという方、佐久市大字長土呂の神津英一さんという方、それから佐久市大字下平尾の藤本真一さんという市内の3人の方から工事差し止め仮処分申請が出されておりましたが、3月4日、長野地方裁判所は却下を決定をいたしました。しかし、この決定を不服として東京高等裁判所に即時抗告する方針ということが新聞に載っておりましたので、私からは答弁は差し控えさせていただきます。 なぜかと申しますと、木内議員も長野県の長い県庁職員の経験がございまして、裁判に関する問題は議会では余りやらないのが慣例になっております。裁判所でやることになっておりますので、よろしくお願いを申し上げます。したがって、こういう問題は裁判の方で結果を見てまたコメントいたしますというのが普通の答弁の仕方でございますので、きょうは答弁を差し控えさせていただきます。 裁判に関係ない部分だけ、あと部長からご答弁を申し上げます。 それから、ごみの減量対策のご質問がございました。 12月1日からスタートいたしましたごみ減量対策につきましては、始めたばかりでございますので、多少の問題はあると思いますけれども、議員さん始め市民の皆さんのご協力でほぼ順調に進んでいるのではないかというふうに私ども見ておりまして、ごみが少なくなればなるほどごみ処理にかかわる経費も節減ができますし、また処理施設の延命化にもつながってまいります。減量効果ははかり知れないものがございます。市民の皆さんによるごみ減量と、今後取り組んでまいります会社、工場、商店などの事業所でのごみの減量とあわせて佐久市のごみ減量対策を成功させていきたいと思っておりますので、ぜひひとつこれを育てる方向でよろしくお願いを申し上げたいと思います。 何せこれは大改革であるわけでございます。大改革の割には割合スムーズにいったんではないかということで私は非常に感謝を申し上げておりますからして、ぜひこれはいろんな問題ありましょうともこれを育てるという方向でひとつお願いを申し上げたいと思います。 あとは部長の方からご答弁申し上げます。 ○議長(工藤秀一君) 教育長、大井君。 ◎教育長(大井季夫君) 木内議員から通告をいただきましたことについてご答弁を申し上げます。 1点は、学校の米飯給食について、米不足に対してどのように対応しているかというご質問をいただいております。 このことにつきましても、本会議、一般質問等でお答えを申し上げておるわけでございますけれども、現在佐久市の小中学校の学校給食は週3回米飯給食を実施をしております。この学校給食に使われる米は長野県の学校給食会を通して購入をしておるわけでございます。輸入米がいろいろ取りざたをされた中で、前回も申し上げましたが、新年度からも従来の国産米を使って学校給食は実施してまいると、こういうことが新聞報道でもされておりますので、今後の学校給食における使用米についてはこうした国に確保されておる国内産米を使用するという方針で、今後も県の学校給食会を通して米飯給食の実施を図っていきたいとこう思っておりますので、よろしくお願いいたします。 なお、今輸入米という使用の厳しい状況の中で、日本型食生活ということが今お話しありましたが、事前にはそういう通告をいただいておりませんが、恐らくこれはおっしゃることはよくわかりませんが、日本型と、今私どもが地元で取れるものをできるだけ使うということで、地元産のコイなんてことをことしは初めて空揚げを行ったところ、あるいはミニトマトを使うとかリンゴを使うとかというようなことは副食の方法で行っておるのが現状であります。それだけ申し添えをさせていただきます。 その次にいただきましたご質問は国際家族年への取り組みということで、特に県の主催事業の明るい家庭の日の作品募集について、佐久地域での児童生徒のポスター応募が少ないではないかということについてのご質問をいただいております。この事業は長野県、県教育委員会及び県の青少年県民会議等が主催をして、昭和42年度から毎月第3日曜日を家庭の日と定めて、その事業の一環として、明るい家庭、家庭の日という日を設けて、冊子にしてこれに関する作文やポスターを全県下の児童生徒から募集しておるというのが今日までの実績でございます。この作文やポスター募集には県で募集要綱を定めて、県が直接募集をしておる内容の事業でございます。 ご質問の平成5年度の佐久地域での応募が少ないというようなお話でございますが、いずれにしましても、こうした県の各機関始め国の機関、郵政省の作文募集、ポスター募集、あるいは農協、県、県教委、各種の数多くの関係機関から、私どものところを経由をしたり、直接学校等で作文、ポスター、絵画、さまざまな募集要綱、案内が届いております。中には市教委を通して、経由をして、このことを周知徹底の配慮を願いたいというような内容の通知もまいることもございます。そういうものは校長会とかいろんな学校との会合を通して各学校へ配布したり、文書に一筆添えたりしてその趣旨の徹底を図るように側面的な援助をしておるというのが実態でございますので、その点もまたご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(工藤秀一君) 都市開発部長、岩井君。 ◎都市開発部長岩井和洲與志君) 木内議員のご質問につきましてお答えをいたします。 平尾山開発事業につきましては、地元の皆さん方の総意と、また議員皆さん方のご理解とご協力をいただきまして事業を進めてまいりました。開発に伴う災害対策につきましては、状況説明、また調査結果、対策法等につきまして所管委員会並びにまた議会全員協議会におきましてご報告させていただいたところでございますが、ご質問の事項についてお答え申し上げます。 まず、湧水の状況でございますけれども、現地踏査の結果、崩落部分以外の区域におきましてもありまして、暗渠排水対策法等で処理してまいりました。 また、河川等に対しましてどのような対応をしているか、ご質問でございますが、万助川の全面改修を行いまして、親水河川としての整備も含めまして工事を完了し、県の検査も終了いたしました。竣工済みでございます。 また、暗渠排水の関係でございますが、湧水箇所、また今後必要とされる箇所等につきましては、暗渠排水対策を埋設いたしまして防災面について十分配慮したところでございます。 また、ボーリング調査等の関係でございますが、この崩落以外でも中央広場等で調査を行いまして、地下水の流動調査の件につきまして、また黙視調査を行い、異常の有無を確認いたしまして、安全性の確保に努めてまいります。 それから、受託工事の内容でございますが、事業認可を取った施設、センターハウスとか同様な施設等ございますけれども、送電する電気設備工事や給排水設備を現状内に狭隘のため、安全管理面、また工程管理面等、また施設がえ等によりまして市が受託工事として施工しております。 それから、桃源郷公園や木花佐久耶姫の森工事費との関係でございますが、桃源郷公園の完成年度のため、これは安全対策の方でも昨日もお話ししましたが、ロックウール・アートソイル工法等、安全施設、また駐車場等の整備を行いまして、本年秋には一部供用開始できる予定で進めているところでございます。 次に、木花佐久耶姫の事業の工事費の内訳でございますが、平尾山の主に遊歩道整備に要する費用でございます。 なお、実施設計は本年6年度実施のため、詳細についてはまだ決定しておりませんので、これから計画をしていきたいということでございます。 以上でございますが、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(工藤秀一君) 民生部長、須江君。 ◎民生部長(須江吉介君) 木内喜美江議員のごみ減量対策についてのご質問にお答えを申し上げます。 まず、ごみ減量効果につきましては、ただいま市長から答弁申し上げましたが、施設の延命効果につきましては、ごみの最終処分場でありますうなわ沢最終処分場の増設工事を一昨年実施しましたが、このとき想定した埋め立て期間は5年としておりましたが、3割ほどの減量で2年ほどの延長ができますし、佐久クリーンセンターにおきましても増設というふうな話もありましたが、これも当面必要なくなりますので、はかり知れないものがございます。 ただ、これは始めて3カ月間の結果でございますので、このごみ減量が定着しますよう努力いたしてまいりたいと思っております。 次に、事業者への対応につきましては、さきの議会におきましてお答えしましたように、文書による指導をしておるところでございますが、その後小さな商店では今までステーションに出されておりましたごみも直接処理施設への持ち込みというふうになり、また事業系のごみ減量行動は起こしておりませんが、ごみ減量につながっているというふうなこともございます。 次に、各支所へのごみに関する投書箱の設置をしたらどうかということでございますが、これにつきましては検討させていただきたいと思います。 次に、今後の対応につきましては、指定袋によるごみ収集の定着に加え、佐久市ごみ減量推進委員会の答申を参考に、行政、市民のみならず、事業者三者一体となって取り組んでまいりたいと考えております。 また、近隣市町村から持ち込まれるごみにつきましては、自治体間での情報交換は既に関係行政間での協議機関も組織されておりますので、その中で努力してまいりたいと思っております。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(工藤秀一君) 保健福祉部長、土屋君。 ◎保健福祉部長(土屋勝君) 国際家族年の取り組みにつきましてお答えを申し上げたいと思います。 先ほど教育長の方からもご答弁ございましたが、お答えを申し上げたいと思います。 木内議員ご質問の中にもございましたように、本年は家族の重要性を強調して、家族問題に対する国民の関心を高めようと、こういうことで、第44回国連総会で決議された国際家族年であるわけでございます。このために、国では「家庭から始まる小さなデモクラシー」をスローガンといたしまして、厚生省を中心に各種行事が計画されており、また県におきましても事業が計画されるという、そういうことを聞いております。 佐久市におきましては、このような趣旨に沿いまして行事等の取り組みをしてまいりたい。市の教育委員会とも十分連携を密にしながら検討してまいりたいと、このように考えております。 広報活動につきましては、広報「佐久」もございます。そのほかの幅広い啓発方法もございます。そういうものを活用してまいりたいと考えております。 行事等につきましては、今まで実施をしていた事業の中で一、二例を挙げますと、家族音楽会やファミリーウォーキング、それから家庭のしつけ講座、これらの事業を本年につきましては国際家族年記念として計画し取り組んでまいりたい、そのように考えております。 このほかにも国際家族年記念の趣旨に沿った行事等がこれから計画される場合、これらにつきましても記念行事としての位置づけをしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(工藤秀一君) 浅間病院事務長、阿部君。 ◎浅間病院・みすず苑事務長(阿部知正君) 木内議員さんの病院給食の米の確保についてご通告がございました。それに対してのご答弁を申し上げます。 その他に、輸入米の品質検査、安全対策、ポストハーベストというようなご質問がございましたが、資料をちょっと持っておりますので、それについてもご説明申し上げます。 昨年の冷害による米の不作に伴い、政府では米不足に対して緊急輸入により米の供給量を図っております。2月からは輸入米の市販が始まりましたが、病院では平成6年3月まで国産米にて購入契約をしており、現在給食米は国産米を使用しております。 米の仕入れにつきましては、市内の業者、農協等で入札により価格を決定し、年間約1万5,900 キログラムの標準米を購入している状況でございます。4月以降の購入について、輸入米を使うかどうかは、供給量と価格との関係もありますので、現在検討を行っているところでございます。 病院給食につきましては、今後とも安全かつ適正価格で購入できるよう最善を尽くしていく考えであります。よろしくご理解をお願いします。 輸入米の品質検査でございますが、外国から輸入された米については、輸入港において国の農産物検査官が品質の検査を行っております。検査は抽出した袋から取ったサンプルについて分析を行い、格付けをします。分析の方法は糖度、水分など理化学的な分析、ふるい等を用いた物理的な分析、肉眼による外観の判定の3つを併用しているようでございます。 次に、輸入される米の安全対策でございますが、輸入業者は食糧庁の指導のもとに、輸出国で我が国の食品衛生法の基準に合格して安全が確認されたものだけを買いつける。2つとして、輸出港の港で船積みされたお米のサンプルを採取し、これを日本に空輸し、厚生省及び厚生省指定検査機関で検査しております。3つ目として、日本に到着したとき、厚生省は日本の港でサンプルを採取し、食品衛生法に基づき検査を行っているようでございます。 次に、ポストハーベスト農薬についてですが、食品衛生法ではポストハーベストに使われる農薬についても残留基準が設定されており、輸入に際してはこれらも含めて安全性のチェックをしております。 以上でございます。 ○議長(工藤秀一君) 総務部長、森角君。 ◎総務部長(森角芳藏君) 市政資料の閲覧についてとのご質問で、支所にも閲覧コーナーを設けて、予算書等の資料を閲覧できるようにできないかとのご質問でございます。 木内議員、先ほどお話がありましたように、現在行政資料コーナーを市民ホールに設置をしてありまして、あそこには議案書だとか予算書だとか統計書だとか、いろんな行政資料を多く市民の皆さんに閲覧していただくために整えまして設置をしてあるところでございます。 ご質問のこれらの資料を各支所にも設けてはどうかとの今お話でございましたが、資料の中には実は限りのあるものもございますし、また貴重な資料もあるわけでございます。この資料は、実は市民ホールで閲覧コーナーを設けてやっているのは持ち出しを禁止にしておるわけでございます。あそこへ判を押してあるんですけれども、きっと勉強熱心な市民の方がおられまして、中には持って行ってしまわれるものも実はあるわけでございます。勉強するために、きっと悪意があってということでないと思いますけれども、持っていかれてしまうものがたびたびありまして、私どもとしてもちょっと困ったなというようなことでおるわけでございます。 さらに、また先ほどお話がありました議案の内容や予算書につきましては、定例議会ごとに広報を使いまして、その状況を、主なものの状況を、予算の内容とか、それから事業の内容とか、提案された議案等については広報を使って市民の皆さんにお知らせをしているところでございます。 そういうふうなことで、行政資料の閲覧コーナーを支所に設けろというふうなご提言でございますけれども、4支所ごらんいただいていると思いますけれども、非常にスペースがああいうふうな状況でございまして、設置場所、そして管理等にもなかなか難しい面があるということから、当面支所での行政資料の閲覧コーナーを設けるというのが困難かと考えております。 ○議長(工藤秀一君) 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) いろいろご答弁ありがとうございました。 この中で、すみません、ちょっと早くてしっかり聞き取れなかったものですから、桃源郷公園の特に今年度の事業の内容について、もう少し詳しくご説明いただきたいと思います。 ○議長(工藤秀一君) 都市開発部長、岩井君。 ◎都市開発部長岩井和洲與志君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、桃源郷公園、木花佐久耶姫の森工事の内訳等でございますけれども、桃源郷公園完成年度の今年は完成年度のために、先ほどあれしましたように、ロックウール・アートソイル工法等の安全施設を始めまして一般駐車場等の整備を行い、この秋には供用開始できるように努力したいということでご説明申し上げたわけでございます。 また、次に、木花佐久耶姫事業の工事費の関係でございますけれども、これは平尾山を主に遊歩道整備に要する費用でございまして、実施計画は平成6年度実施のため、詳細についてはこれから計画をさせていただくとご答弁させていただいたとおりでございます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(工藤秀一君) 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) どうもありがとうございます。 木花佐久耶姫の森の遊歩道ができるということでございますけれども、美ケ原高原などではけものにやさしい道ということでけもの道などもつくられておりますが、この木花佐久耶姫の森はそうした配慮などはどのようになっておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(工藤秀一君) 都市開発部長、岩井君。 ◎都市開発部長岩井和洲與志君) ただいま木花佐久耶姫の森の事業の内容につきましてのご質問でございますが、これから遊歩道整備をするということでございまして、これは逐次やっていくということで、地元の皆さんのいろんな園地の希望やら、これからも予算書にございますように園地事業につきましては逐次やっていく事業でございますので、一挙にやっていく事業ではございませんので、ことしの事業費につきましての予算をお願いしてあるところでございます。逐次やっていきたいということでございますから、参考にさせていただきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) 学校の米飯給食につきまして、先ほど日本型食生活というような言葉を出させていただきましたけれども、米飯給食についての追加でお願いはしておいたんですが、通じていなかったようで残念でございます。 この日本型食生活への指導、そうしたものについては大変市長さんの方がお詳しいと思いますので、この際市長さんのご所見を伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 私、ちょっと木内さんの発想の仕方がわからないんですが、学校と病院に限らず、やっぱり皆さんいいお米を食べたいわけですよね。病院だから、学校だからというのではなくて、娑婆にこうやっている私たちだって安全ないい米を食べたいわけですよ。むしろ私はそういう方向に持っていくべきじゃないんでしょうか。しかし、絶対量が足りないと言っているんですから、絶対量が足りないと言っているんですから、じゃその間食わんわけにはいかんわけです。どうしてもブレンドしなきゃならない。それに対する安全性は大丈夫だとか、そういう話ならわかりますが、子供たちが安全な飯を食べて、大人は何でもいいというわけにいかないでしょう。その辺の発想が私ちょっと木内さんと違うんです。どうもすみません。 ○議長(工藤秀一君) 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) これは内地米とか、そういうことに限らず、やはり日本としてお米の採れるところは米を主食にしての食生活の体系ということで、食生活、それを今中心にしながら、大豆とか、そういうことを中心にして、今市長さんが全般にということで、これはお米とか、お米の輸入米とか、それに限らず、非常にこれから世界に誇る日本型食生活ですので、私もそれをみんなに広めたいとは思っております。そういう中で、今ちょうどお米が不足しているという、こういうときにやはりもう一度米を見直して、そうしてそうした正しい大変いい食生活というものを皆さんに広めたい。そんな気持ちから質問させていただいたんですけれども。 そういうことで、せっかくの学校給食でこの際の米飯給食を一生懸命やっていらっしゃるので、そういうときに子供さんへのそうした教育の材料にもなさりながら教育していただければありがたいという、そういう発想で質問させていただきましたので、よろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) ただいまの木内さんのご提案、全くそのとおりでございまして、私の方からもご答弁申し上げているんですが、やっぱり日本が世界一の長寿国になったということはこれはお米であります。医者が言うんですからそれは信用してもらいたいんですが、お米であります。ただ、昔米飯、お米の食事は、成人病、心臓なんかによくない、高血圧になると、こういう話がございましたが、これはあくまでもお米と塩辛い漬物で食べるからおかしくなったんで、やっぱり私は米というものは何としても主食でやるべきである。世界各国が今日本食を見習えと言ってキャンペーンが始まっているわけですから、特にアメリカの上院の食糧対策何か特別委員会があるみたいですが、そこでは議論が全部日本食を見習えと、こういう議論になっておるわけです。 したがって、私は米が不足してきて、じゃほかのものというよりも、やっぱり外米でも私は米の方がいいと思っておりますので、だから、私、きのうどなたかの質問に対しましてお答え申し上げましたのは、減反政策をやめて、本当にあり余るほどつくって、足りなければ私は食糧のない国に供給すべきだと思っていますが、一市長の立場ではこれはどうにもなりません。 そういうことで、私は米飯というものは一番いいんだということをもうみんなに知っていただきたい、そういう気持ちでおります。 ○議長(工藤秀一君) 28番、木内君。 ◆28番(木内喜美江君) ご答弁ありがとうございました。私も市長さんと全くの同感でございまして、本当に正しいというか、大変日本の持っているいい食生活が根づくことを念願しております。 そういう面でせっかくの米不足の機会でございますので、もう一度米を見直す中で、正しい食生活への推進が図れればと念願しているものでございますので、学校等におきましても改めてその問題に関心を持ちながら、いい教育を進めていただければと思うわけでございます。 また、一番初めに、市長さんが裁判に関係がございますのでということで、ちょっとお答えにくい点がございましたように伺ったんですけれども、配慮が足りませんでまことに申しわけございませんでした。 私はここの一般会計の補正予算、ここに出ている内容としてお伺いいたしました。そのことにつきまして、部長さんの方からお答えいただきましたので、それで結構でございます。 なお、市民といたしましていろいろと疑問等も持つ点がありました場合に率直に聞かせていただく面があるかと思います。そういう点、大変失礼があるかと思いますが、またいろいろと不足している面はご指摘いただきまして、お育ていただきたいと思います。 いろいろと注文させていただきましたが、特にごみの減量対策、せっかく始まりまして、今一生懸命に取り組んでいるところですので、主婦の立場からもこれが三者一体という形で進めていかれるように、いい形で推進できればと思っているわけでございます。 これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(工藤秀一君) 木内君の質問は以上で終結いたしました。  ------------------------------------- ○議長(工藤秀一君) 佐久市大字鳴瀬1099番地、土屋薫さんから傍聴の申し込みがあり、これを許可してありますので、ご承知願います。  ------------------------------------- △土屋征男君 ○議長(工藤秀一君) 次に、土屋征男君の質問を許します。 9番、土屋君。 ◆9番(土屋征男君) いよいよ大詰めであります。みそかの紅白歌合戦でしたらその会の大物が担当するわけでございますが、今議会では大変分不相応でありますが、私が担当させていただきます。恐縮に存じます。1時間だけのおつきあいでありますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 なお、私は大変失礼な言い方になるかと思いますが、大変暗い話はきらいなたちでございまして、将来、佐久の未来に向かって明るく進歩的ないき方で、ひとつ元気よく質問をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。 リレハンメルの冬季オリンピックが終了し、いよいよシー・ユー・イン・ナガノ、いわゆる長野で会いましょうということで、1998年の長野冬季オリンピックであります。日本選手の活躍で、世界の頂点に日の丸、いわゆる国旗を掲げてくれた日本選手に心からご苦労さまと申し上げたいと存じます。 それでは、通告に従いまして順次質問をさせていただきますが、今議会は平成6年の第1回目の議会でもあり、月曜日から4日間の長丁場でございました。代表質問、そしてきのう、きょうの一般質問、理事者並びに関係部課長の皆さんも大変お疲れと存じますが、よろしくお願いをしたいと思います。 私は信政会の秋山会長の代表質問、また昨日行われました一般質問の木内均議員の質問に一部関連をしながらお尋ねをさせていただきます。したがって、市長と関係部長の皆さんから、タイムリーなわかりやすいご答弁をお願いしたいと存じます。 まず、最初にご通告を申し上げてございます10万都市、50万経済圏に関し、1万戸住宅建設計画についてお伺いをいたします。 市はこの計画を実現させる施策として、平成3年3月に国土利用計画を策定し、まず基本を明らかにされました。この計画は第2次佐久市総合計画に準じたもので、豊かな自然に恵まれた快適な環境の中で、活力に満ちたゆとりと潤いのある市民生活を創出する土地の高度利用と多面的な利用の推進を掲げ、まほろぼ技術文化都市佐久の将来像実現を目指すものであります。したがって、本市の自然条件、社会的条件、経済的条件、そして文化的条件を踏まえ、公共の福祉を優先させ、健康的で快適な生活環境の確保と市域の特性を生かした均衡ある発展を図ろうというもので、市民のだれしもが夢と希望を持ってご期待するすべてを踏まえての内容であります。 佐久市は、申し上げるべくもなく、上信越自動車道、北陸新幹線、さらには中部横断自動車道の整備など、首都圏と時間、距離とも大幅に短縮が見込まれ、首都圏はむろん、関西圏、中部圏、さらには日本海地域の都市とも利便性が確保され、交通や国土の均衡を考慮いたしましても、これからの要衝な地域として注目される都市であると紛れもなく私は信じるのであります。ましてやプラス自然に恵まれた山紫水明のこの地、鬼に金棒であると思います。 したがって、市長は土地利用計画の基本的方向の中で掲げておられます21世紀を展望した都市づくり、特に個性的な都市づくりを目指した10万都市建設の構想、住宅1万戸建設計画について、具体的施策としてどのように推進されるお考えか。私は特に佐久市では用途地域内の農業用地 308ヘクタールの開発については、現在点在集落や接合集落間との開発に大きく影響するものであると思うのであります。これが災いして、歴史的背景の四眼構造の商店街分断にもなっており、5つの商店街を結ぶ地域、いわゆる 308ヘクタールの用途地域の開発は市発展の生死にもつながる条件として不可欠な問題と思います。 市内の開発可能な地域は、佐久市全域、図上から見ていただいてもご承知のとおり、平坦部でのすべてが農業振興地域、いわゆる第1種農地であります。したがって、合併を考えない10万都市計画での1万戸建設計画では用途地域内の開発は絶対的な条件だと思うのであります。 したがいまして、1点目として、住宅1万戸建設に関する用途地域内の開発について、市長のご所見をお尋ねするものであります。 2点目といたしまして、平成2年を基準年といたしまして、平成17年、10万都市を目標に、人口9万 2,000人程度、世帯数3万 1,000世帯にしようとするための1万戸建設計画が立てられておりますが、平成4年度建築課に提出されました確認申請の件数をお聞きいたしますと、新築で 574件、地区外の工事届の新築で 140件、合計で 714件と聞いております。目標年次平成17年までの計画で単純に逆算をいたしますと、1年 833戸平均ということで、向こう12年間で平成17年に1万戸達成ということであるわけであります。 したがって、平成4年度の実績で計算いたしますと、工場や店舗など、あるいは改修世帯、人の住んでいない件数すべての新築戸数を含めましても割り返した数字が 120戸の戸数が目標不足になるわけであります。ということは、今後相当数の行政の住宅地造成施策を推進しない限り、目標達成は不可能に近く、数字が一人歩きするにすぎないというふうに思うのであります。 したがって、市長は1万戸計画目標を今後どのような施策に取り組み、推進するお考えか、あわせてお伺いをいたしたいと思います。 次に、3点目といたしまして、人材誘致とイメージづくりについてご質問をいたします。 前段でも質問をいたしました用途地域内を含む開発にご努力をいただきましても、在住者対象の開発では、購入希望者数もさることながら、土地の分譲単価からいたしましても、用途地域内ですから、開発も売り出しも大変困難な事業だと思うのであります。 したがって、10万都市構想、平成17年の達成を目指すには、人材の誘致、いわゆる市外からの住民の誘致による永住者の確保は不可欠であると思うのであります。したがって、まほろぼ技術文化都市佐久に言われる佐久市のイメージを移住希望者の皆さんにもさらにわかりやすく、永住したくなるような魅力を感じさせるサブイメージというか、フォローイメージというか、そういうものが私は欲しいというふうに常日ごろ申し上げているわけでありますが、市ではメーンイメージをさらに位置づける新しいイメージを検討する、あるいは検討がされた経緯があるか。 高速交通網が整ってきた最近、将来を考えまして、私のある知人が東京に住んでおりましたが、このたび佐久市に拠点を持つことになりました。先日私はその人と会い、東京からあえて永住を佐久に求めた理由をお尋ねをいたしました。そういたしましたら、その方が申すのに、「土屋さん、佐久は自然の宝庫ですよ。私の条件は、まず太陽と水の資源、そして四季折々の季節感、さらにはこの佐久は七色の変化、パノラマの聖地だ」と申すのであります。「北に軽井沢を含む浅間山山麓、西に蓼科山につながる白樺高原、南に清里高原と八ケ岳連峰、東に国定公園荒船山や佐久高原、そのすべての楽園を日帰りで楽しむことのできる、こんなすばらしいところはございません」と申されました。 私はこれは単なる一例でありますが、私たちが常日ごろ当然のごとく考えていることが、今の都会の人たちには何よりにかえがたいものになっているのであります。したがって、ぜひ私はそういう東京圏 3,000万人を対象にした移住誘致をするために、新しいイメージをぜひつくっていただき、あるいは創出をしていただきたいというふうに思うわけでありますが、その辺市長の所見をお伺いしたいと思います。 次に、教育長さんにも1点お伺いをいたします。 佐久市の現況から、都市機能の集積、商業集積、住宅集積地域は岩村田、中込、野沢地区が高く、さらに今後も一層の都市機能の向上施策に拍車がかかりますとまずは用途地域内の人口も集中されると思いますので、1万戸計画の推進には、教育委員会といたしましては1小学校通学区域1住宅団地の開発を踏まえての計画であるわけでありますが、教育長は市内の小学校における適正生徒数と適正規模をどのように位置づけて、過疎と集積についてこの計画の策定に調整されたのか。また、上信越道インター周辺の開発などで岩村田、中込、野沢などに人口が集中し、マンモス校の現象が起きた場合、学校区域の変更や、それから新設小学校の建設に至るまで考えているというふうに理解をしてよろしいか。あわせてお尋ねをいたします。 特に私が今ここで新設小学校建設というのは、北小学校を指しているわけでありますが、その辺についてのお考えもお聞かせいただきたいというふうに思います。 次に、大きい2点目といたしまして通告をいたしました佐久橋グラウンドの航空公園についてであります。 ご承知のとおり、佐久橋グラウンドを主会場に開催いたしましたことしの佐久バルーンフェスティバル '94、3日間でありましたが、終了いたしました。今大会は全国各地より34機の熱気球が参加し、熱戦が繰り広げられる予定でありましたが、大会期間中は全国的な悪天候で、当地域もここ数年にない大雪でございました。したがって、競技の変更や中止をせざるを得ない場面もあり、残念でありましたが、それでも観衆は3万人という多くの観客が会場を訪れ、熱気球を自分の目で見ていただいたり、空への関心を高めていただいたところでございます。 商工観光課長の有沢課長にお聞きをいたしましたら、終了した後、役員、選手の皆さんからも、今大会における強風の中、そして雪の降る中でのフライトも初めてで、雪降る中でのフリーフライトは幻想的で、下降するときは雪が空に向かって降る様を発見しすばらしい光景であったとか、大自然の恵みの中で自然に逆らわず自然のままに行われる熱気球の魅力を改めて感じた。また、地元役員の皆さんの温かい情熱に触れ勇気づけられたなど感謝のお礼のお便りもいただいたそうであります。地元の1人として全くうれしい限りでございます。 また、大会会場周辺も、佐久建設事務所を始め行政のご努力によりまして、昨年に引き続き、今年度も河川環境整備事業のお取り組みをいただきまして、駐車場や観覧席の整備をしていただきました。見違えるほどの会場にさらなる期待が膨れているところであります。 そこで、私はあえてこの会場のさらなる発展の願いを込めご質問いたしますが、それは佐久橋グラウンドの航空公園の計画であります。 佐久市は、県下4つの平の平野、周囲には脈々とした連峰、さらには頭上には澄んだ青空、佐久のダイヤモンドが広がり、薫る緑風、こんな雄大な地にスカイスポーツを地域ぐるみで取り組んでいる佐久橋グラウンドがあります。豊かに生じる上昇気流と好天の多い気象条件、そして何よりも一人一人が自由に飛べる制約のない空域、際立って高く、透明で自由な空です。21世紀を目指し巣立っている子供たちは、大地をどこまでも走る夢、海をどこまでも泳ぐ夢でありましたが、今ではそのどれよりも多く大空を自分の力で自由に飛ぶ夢で、空へのあこがれはすべての人たちの最も強い願望であります。にもかかわらず、空と海と陸を結ぶ接点には、海でいう港、陸でいう空港がありますが、そこではだれしもが楽しみながら海や空と戯れることはできません。したがって、自由に空へ夢を膨らませ、空と遊ぶ、そんなことのできる場所、スカイスポーツの拠点として佐久橋グラウンドを航空公園としてスカイパークなる計画を考えてほしいと思うのであります。 私もこの佐久橋グラウンドにつきましては、前から都市公園の指定というふうなことを言ってまいりましたが、この際ですから、都市公園を飛び越えて、一挙にスカイスポーツの拠点という形の航空公園を今回提案するものであります。 それから、熱気球の確保についてでございます。 これからも続けていただく熱気球大会を、さらに我が市のものにするためにも、また、先ほどご質問いたしました航空公園の運動成果にもつなげるためにも、行政でぜひ熱気球を1機作成、保有していただきたいと思うのであります。他に開催しております4市においても既に保有がされているとお伺いをしております。佐久市もぜひ保有すべきと思うのでありますが、この辺も市長のご所見をお伺いしたいと思います。 以上、通告をもう1点してあるわけでありますが、時間の都合もございますので、広域外郭幹線の整備については、第2発言席からの質問をさせていただくことにいたしまして、第1発言席からの質問は以上をもって終わらせていただきます。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) 土屋議員のご質問にお答えを申し上げます。 最初に、1万戸住宅建設計画の問題がございまして、その中で3つばかり私の方からご答弁申し上げますが、1つは用途地域内の農地の開発、2つ目が1万戸計画達成目標施策、3つ目が人材誘致とイメージづくりと、こういうことでございます。 現在の用途地域 1,066ヘクタールのうち、平成3年度末現在で、住居系、工業系等を合わせまして約 308ヘクタールが農地として残っておりまして、この宅地化政策としましては、民間開発によるほかに、現在実施中の北部第1、また本年度完了いたしました取出東田地区の区画整理事業等の集団的に残る区域につきましては区画整理事業による開発手法が最も効果的ではないかというふうに考えておりまして、今後も新規の計画について検討をしていきたいと考えております。 また、民間による宅地化を進めるに当たりまして、道路等の基盤整備を進めていくことも重要でありまして、主として用途地域の西側に残る未開発区域は、幹線道路である 141号バイパスの整備が進みますと宅地化が大きく進むものと予測をしておるわけであります。道路整備網に加えまして、公共下水道、それから都市ガス等の基盤整備も重要な要素でございます。一層の促進を図っていきたいと思っております。 これらのハード面とともに、民間開発への助成、それから県・市の融資制度、利子補給等も住宅建設への需要に応ずるものとして活用を促進したいと考えております。 これらのハード、ソフト両面から行政として可能な限り土地利用計画に合わせ対応を進めてまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。 そして住宅1万戸計画達成目標施策についてのご質問でございますが、これは代表質問でもお答えしてありますように、住宅1万戸建設計画につきましては、第2次総合計画の長期目標10万都市の建設の中での大きな目標でありました。佐久市が高速交通網の整備によりまして首都圏域に入ってまいります。都市化が予想されます。このために土地利用計画の中におきまして、都市計画や農業振興整備計画等各種の土地利用計画との整合を図りまして、地域的にバランスのとれた中で、市やあるいは土地開発公社、さらに民間による開発などの施策についてこれも押し進めていきたいと考えております。 これは細部につきましては、また担当の部長の方からお答えを申し上げます。 そして3番目の人材誘致とイメージづくりについてでございますが、高速交通網の整備によりまして、首都圏の通勤・通学圏に入ってまいります。最近、民間開発につきましても、首都圏をターゲットとする動きも見受けられますし、こうした動きが今後活発になっていくのではないかと思います。また、政策的にも地域の宅地需要とともに、首都圏における宅地需要を当然見据えていく必要がございまして、10万都市構想、またこれに基づく1万戸建設計画もこうした観点に立脚しているものでございます。 なお、佐久市をアピールしていくについて、災害の少ない、安全性もすばらしいことでもありまして、特に活断層の全くないという極めて珍しいと言える安全地帯であるわけでありますし、これに加えまして、気象庁のお話を伺いますと、佐久というのは晴天日数が日本国中で2番目に長いという、非常に天気のよい気候風土上の特質もございます。これらは大変貴重な資源であろうと思っております。 片や、都会の人から見てこういうところに住みたいなと思いますのは、今、自然が豊富であること、それからいい高等学校があること、それからおもしろいショッピングができること、そして安心できる医療機関のあることと、こういうことが都会の人たちの住みたいところの希望であるそうでございますが、自然はたくさん残っておりますからこれは問題ありませんが、高校につきましてもこれから佐久高が中学校併設という、恐らく将来日本でも屈指の高校になってくるでありましょう。そういうことでもこれは非常に期待が持てますし、それからこれから都市化していくと次第におもしろいショッピングという問題も出てまいります。そしてまた、医療につきましては、これは佐久というのは佐久病院、浅間病院がございますし、医療につきましては全くこれはいいところでございますので、そういう意味でもこれは大変な資源であろうかと思っております。それにハイウエイオアシスとかバルーン大会といった今までになかった佐久のイメージづくりも始まったところでございまして、住んでみたくなるような地域としてイメージアップ作戦にもこれから大いに展開をしていきたいと考えております。 いずれにいたしましても、佐久市は動き出しつつあるというのが皆様方の認識ではないとかと思っておりますが、この好機を逃さないように、宅地政策、そしてまちづくりを積極的に進めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 そして佐久橋グラウンドの航空公園のお話がございました。 都市公園は、行政的に機能、目的、利用対象、誘致市・県等によってさまざまな公園が全国に散らばっております。これらの公園の最近の利用傾向を見ますと、利用者が不特定でございまして、また使用目的も多種多様に変わってきておるわけであります。昨年まで児童の利用に供する目的の児童公園が今年度から街区公園として名称が変更になったというのもこのあらわれではないかと思っておりますが。 そこで、土屋議員さんの大変夢があるスカイスポーツは、最近急速に人気が高まってまいりまして愛好家も大変今ふえております。佐久橋グラウンド付近を航空公園として計画できるかどうかは、現在オープンしているサッカー等ができる多目的球技場、あるいはちびっこ親水広場との関連性、また周辺への影響、それから公園のどのくらいのものをつくったらいいかという規模、また資金面を考えますと、建設省所有地を借用いたしまして整備する場合に自治省の整備資金が活用できるかどうかという問題も含まれております。これは検討していきたいと思っておりますが。 私も佐久橋グラウンドは今熱気球の会場になっておるわけですが、ときどきあとサッカーとか野球、あるいはゲートボールに使っている人たちがいるのも見ておりますが、これは私は航空公園というのも、北海道の上士幌町というところが航空公園をつくって、資料も私どもも取り寄せておるわけでございまして、全く土屋さんと同じ考えを私も持っていたわけでありますけれども、この上士幌町の航空公園はまた非常におもしろいんですけれども、かなり町の持ち出しが多いわけであります。虫のいいことを私は考えているんですが、なるべく市の持ち出しの少ない方法で何かないかなと思って考えていますが、今土屋さんご提案の問題も含めて、これからあの公園、どうしようかということを真剣に考えていきたいと思っておりますが。 おかげさまで、去年度と今年度で約 6,000万、建設省、県で投入していただきまして広い駐車場になりました。来年度またやってくださるそうであります。非常にありがたい話でありますが。そして堤防もだんだん立派な観客席に今変わりつつありますが、ああいうのを見ていますと、やっぱりサッカー場とか、それから今の航空公園、空の遊びですね。こういう方な拠点にするのもこれからいいんじゃないかなと思って、こいつはひとつきょう土屋さんからもご提言をいただきましたので真剣に考えてまいりますが、何せ今大事業めじろ押しでございますので、何とかひとつ市の持ち出しが少ない方法があればこれはとっついてみたいななんて今考えておりますので、どうぞひとつまたご支援をお願いを申し上げます。 それから、熱気球の保有につきましてですが、ことし2月11日から13日の3日間に佐久橋グラウンドを会場に開催しました佐久バルーンフェスティバルにつきましては、これは冬季間の観光資源に乏しい佐久地域にとって、自然を生かした熱気球大会、これは冬のイベントとして恐らく県内最大のイベントになるんではないかと私は思っておりますが、何せ風任せでございますので、その点の不安はあります。しかし、今回2回目を迎えまして、計画どおりというわけにはまいりませんでしたが、無事終了することができました。 今回の大会は全国5カ所を転戦してグランプリを決める熱気球日本グランプリシリーズの第1戦でもございまして、全国各地から34機が参加していただいたわけであります。大会期間中、これは全国的な悪天候でございまして、競技を変更、または中止をせざるを得ない場面もございましたが、3万人という多くの観覧者が会場を訪れていただきました。 今後の熱気球の日本グランプリの日程は、第2戦が4月1日から3日まで栃木県の小山で、第3戦が8月4日から8日まで北海道の上士幌町、これは航空公園でございます。それから第4戦が10月8日から10日の三重県鈴鹿市、そして最終戦が11月19日から24日まで佐賀市で行われる予定になっております。 なお、これら熱気球日本グランプリ開催場所はどこも熱気球が大変盛んな地域でありまして、地域に根差した幾つかの熱気球クラブがあるわけであります。熱気球大会の実施に当たりましても、熱気球クラブ員が行政と一体となって運営を行っているのが現状であります。佐久市におきましても、今後熱気球大会を継続的に、またますます大きな大会として発展させるためには佐久市に根差した熱気球クラブと佐久独自の熱気球がどうしても欲しいなと考えておるわけでありますが、昨年8月に岩崎佐久市観光協会長外6名の発起人によって会員1,000 人を目標に今佐久熱気球クラブを設立いたしまして、ことしの2月2日に設立総会を開催して正式に活動を始めました。当面は佐久バルーンフェスティバルの支援並びに熱気球購入に向けての会員募集等が主な事業でございますが、一日も早く自前の熱気球を購入して空の散歩を楽しむと。そして佐久バルーンフェスティバルの会場に佐久の熱気球を上げたいというのが私どもの希望でございます。 ご質問の市独自の熱気球の所有でありますが、熱気球そのものの所有は大方熱気球クラブが所有しておりまして、スポンサーとして企業等が協力をして熱気球に名前を出しているのが実情でございますが、佐久の熱気球につきましても、佐久熱気球クラブを主体として、一日も早く所有できることを望んでおりますので、ひとつご理解をお願いを申し上げます。 昨年、またことしと開催いたしました佐久バルーンフェスティバルを通じまして、佐久地域内は言うに及ばず、対外的にも及ぼした経済的な波及効果というのははかり知れないものがあったと思います。具体的に挙げますと、会場内への出店店舗につきましては予想以上の売り上げがございました。また、宿泊施設は大会期間中満室状態が続きました。その他タクシー関係、飲食店関係、土産品関係、ガソリンスタンド等に経済的波及効果がかなりあらわれておったわけです。また、首都圏や関西圏におきまして、新聞、雑誌等マスコミ関係に数多く取り上げていただきまして、佐久の宣伝に大いに役立ったものと考えております。 今後佐久バルーンフェスティバルが発展充実していくためには、市民全員が熱気球に関心を持っていただくことが必要でありますが、もし景気がよければ、私は市で持ってもいいじゃないかというぐらいに今考えておるんですが、今これを買うわけにはまいりませんけれども、しかし、経済的な効果を考えると、あれは一球 500万円だそうでありますので、十分もとは取れるというと品の悪い言い方ですが、経済効果はあると思っております。早く景気が回復して、市の予算が大いに伸びていただければ、これはもう市で買ってもよろしいですし、佐賀市は既に市で持っておるわけでございますが、またひとついろいろご援助をお願い申し上げます。 あとの問題につきましては、また担当の部長の方からお答えを申し上げます。 ○議長(工藤秀一君) 教育長、大井君。 ◎教育長(大井季夫君) 10万都市の建設に伴う住宅1万戸建設計画の推進と学校の将来対応についてというご質問にお答えを申し上げます。 学校教育の願いは、全国的に一定の教育水準を維持し、教育の機会均等を確保することであります。現在、我が国では学校設置基準というものがございますが、その設置基準のあるのは高等学校の設置基準、それから大学の設置基準、幼稚園の設置基準というのが制定をされておりますが、小中学校には学校設置基準というものは定められてはおりません。公立小中学校では財政的な負担というような観点からさまざまな制度がつくられておりまして、これに学校設置基準に足るような内容があるわけでございます。例えば公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律とか、あるいは義務教育諸学校設置費国庫負担法というようなものがありまして、教職員の数とか教室とか施設設備の内容というようなものがあります。 ちなみに、これらの内容を見ますと、一般的標準というものと補助的標準というのがありまして、一般の基準には、小学校は12学級から18学級が基準とされております。中学も同じであります。12から18学級を基準学級としております、規模で。それから補助的な基準としては、小学校は該当児童はおおむね4キロ以内を居住とする。それから中学校はおおねね6キロ以内を居住とするというような基準が設けられておりまして、学校設置を考えておるというのが実情でございます。 いずれにしましても、佐久市がお話のように今後ますます発展する状況であるわけでございますので、学校建設等の必要が生じた場合には、地域の実態や人口動態等を十分見きわめた上でこの学校問題には対応していきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 それが1点目でございます。 それから、2点目に、市内の小中学校の適正規模の状況、過疎、過大というようなものの状況はどうかというようなお話でございますが、私どもは市内の現在の子供の出生、ゼロ歳から学齢期の子供までということで、市民課等の協力をいただきながら子供の実態を毎年掌握しております。今、平成10年、11年の子供たちのあたりまでの動態を見るわけですけれども、ここ一、二年は減ってきます。急に3年ぐらい先にはぐっとふえてくるときがあります。また減るというようなことで、非常に波が市内の子供の数が変動が激しい実情であります。 地域によっても違いますし、学校によっても違うというようなことで、なかなか学校の適正規模のために通学区変更なんてことは簡単にできない問題で、よほどの先の見通しを持って考えていかなければいけないということと、もう1つは社会増というのが考えられます。急激にその地域が発展するということも予想される。単なる児童生徒数だけでない、社会増ということを見越さなければいかんというようなことの先の見通しを見ながら、今の現在ある14校の先々を考えているというのが現状でございます。 お話の新設の中で北小の問題はどうかというお話もございましたが、このことも本会議で去年、おととしですか、ご答弁を申し上げた経過がございます。いずれにしても、佐久駅新幹線まちづくり構想というもののその見通しを見た上で、この問題には対処してまいりたいということをご答弁申し上げてありますので、そんな方法でこれからも取り組んでまいりたいと、こう思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(工藤秀一君) 建設部長、平林君。 ◎建設部長(平林泰君) 住宅1万戸計画達成目標施策についてお答えいたします。 土地利用計画による平成17年の目標人口9万 2,000人、世帯数3万 1,000世帯でありまして、これをもとに住宅1万戸建設計画が立てられております。 今後目標年次までに1万戸を満たすにはどのようにしていくかでありますが、土屋議員さんの試算によるところのご指摘もございましたが、現在行われております住宅1万戸建設に向けたところの住宅地の供給等につきましては、さきの信政会及び公明党の代表質問の中でご答弁させていただきましたので、ご了承願います。 それから、この間ご答弁をさせていただきました後からも、さらに新子田地籍に80区画からの民間による住宅地が予定されているということも聞いております。このようなこともございますので、私ども努力させていただきたいと思います。 いずれにいたしましても、住宅の前提となります目標人口の定住化を図るため、各種施策や社会資本の整備が不可欠でございます。高速交通網の整備は首都圏との通勤可能地となってまいりました。また、首都圏の高地価等による住環境の悪化は地方定住化を促進する要因ともなっております。したがいまして、企業誘致等の施策との関連の中で、関係する部署と調整を行い、住宅地の整備や住宅地化など、住宅1万戸建設計画の推進をし、目標達成に向けて努力をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(工藤秀一君) 9番、土屋君。 ◆9番(土屋征男君) ご答弁ありがとうございました。 それぞれいただいたわけでありますが、それぞれのご答弁の中でよくわかるわけでありますが、私はやっぱしどうしても佐久の10万都市計画の中では用途地域の中をどういう開発をするかということが最終的には一番の問題になるだろうというふうに思っているわけであります。したがって、先日、土地公社で根々井の分譲もしたようであります。坪20万円ということで1区画平均 1,660万円ということでありますが、それでもここの地元の皆さんですとやっぱしそこへ家を建てるということになるとかなりの出費になりますので、かなり高いものだなという感覚になるわけであります。したがって、浅科の安い分譲の方を買って、そっちに強いて言うと佐久市民が流れちゃう逆の結果が起きるというふうに思うわけであります。 したがって、私はやっぱり 1,600万、 2,000万円の金が動く安い感覚である東京の 3,000万人を対象としたこれからは人材誘致をする時期だというふうに思うんです。もちろん高速道も整ってまいりましたし、先ほど市長からご答弁の中でございました自然、高校、それからショッピング、医者、そういうものも私は少なくともこの佐久市は劣らないものがあるだろうというふうに思うわけであります。ましてや今市長が全戸水洗化をやっているわけでありますが、こんなすばらしいところはないという、特にそういうものが逆をいうとじき手軽に自分のものになるという地域はやっぱし用途地域内であるわけであります。したがって、今後用途地域内の開発について、少しく新しい発想でご検討をいただきたいなというふうに思います。要望をしておきます。 それから、イメージの問題、いろいろあります。確かに今市長が言われたような活断層の全くない都市だとか、私は本当にここで生まれてよかったなと思っておるんですが、すばらしい土地だというふうに理解をしております。私もちょっと言わせていただきますと、昔から恐いというか、恐ろしいことわざに「地震雷火事おやじ」という言葉があります。いわゆる今の生あるものが一番恐ろしいとされているのはやっぱし地震だろうというふうに思うわけであります。だけど、この地震、意外と起こっているにもかかわらず、ここが、佐久が全くそういうことの地震がない地域だということは意外と知らない人が多いわけであります。 最近の事例、幾つかございますが、59年9月14日、長野県西部地震、マグニチュード 6.8、これは大滝村を中心に死者29名、負傷者10名、あるいは62年12月17日に千葉県の東方沖地震、マグニチュード 6.7、死者2人であったわけですが、半壊以上が6万戸、それから5年1月15日、釧路沖地震、マグニチュード 7.8、死者1名でありましたが、これもかなりの 1,000人近い負傷者と崩落事故を出しました。そして昨年の7月12日、北海道の奥尻島の北海道南西沖地震でありましたが、これも記憶に新たなところでございまして、死者が 202名、不明者29名というような大きい災害になったわけであります。 私は前にも質問したことがありますが、このシャクの発生の地、いわゆる生命を発する火の元の地であります佐久は、こういう地震が全くないということで大いにこれからPRをすべきではないか。強いて言うと、市長の人材のパイプのすばらしいうちに、国で倉庫か何かを誘致をして、この佐久の地に、いわゆる東京には今貴重な財産や再生を全くできないコンピューターのソフトだとかいろんな貴重な財産があるわけでありますが、一たん東京に震度6から7程度の地震が起きましたら、これは人命もさることながら、そういう財産が失われてしまう。私はそういうところに何とかこの佐久の全くそういう危険のない、自然麗しい佐久に倉庫の誘致なんてのは珍しいと思うんですが、イメージを上げるためにもそういうものを誘致して、生命都市であるとか、SOS都市というふうな感覚の都市の何かこういうイメージを強くするものをしてもらえないかなというふうに思うわけであります。また、後ほどこのところございましたらお願いをしたいと思います。 大変時間の配分不足で申しわけございませんが、先ほど市長は航空公園につきましては、他の資料をもちろん勉強されて答弁をいただいたわけでありますが、私は北海道の滝川市の資料を取って勉強させていただいたわけでありますが、この滝川市はJR滝川駅の本当に真ん前に河川敷を利用した、これ、石狩川の河川敷でありますが、すばらしい航空公園が設置されているわけであります。スカイスポーツゾーン、それからバックヤードゾーン、レジャー・レクリエーションゾーン、散策ゾーン、スポーツゾーン、これは昭和56年に青少年の空への夢を育てようということで、教育委員会が教育施策の一環として、滝川市少年科学クラブを結成してつくられたんだそうであります。それがますます空へ希望を持った子供たちの集まりが発起となりまして、教材用にビーチクラフト機1機を購入して始まりまして、60年からは市民がここの河川の航空公園で毎年体験搭乗をして楽しんでおられるというふうなことであるんだそうであります。 時間がありませんので、はしょって質問をさせていただきますが、スカイスポーツと言ってもいろいろあるんですね。もちろんウルトラプレーン、それから熱気球、それからグライダー、グライダーなんかもこれは自力で上がるものとエンジンのついたものがありますが、自力のものでも、ウインチで引き上げてもらうものでも、一たん上昇気流に乗りますと五、六時間は飛べるというものであるようであります。それからパラグライダー、それから今大人、子供に大変人気のあります模型飛行機、それからちょっと聞きなれないスポーツでありますが、カイトという凧に似たものがございます。これも空の浮遊生物と言われるちょっと奇妙なものでありまして、直線だとか回転だとか、曲線だとか静止だとか、自由自在にラインを操ることによって、しかも音楽に合わせて踊るというふうな、また目で見ても楽しいスポーツであります。こういうものが公園化をすることによって、私は少なくともこれからの将来を担う21世紀の子供たちが飛ぶ、見る、そして知る、触れる、そして最後には遊ぶというふうな感覚で大空を楽しむことができる、そんな会場にしたいな。そしてまた佐久がいつ来ても佐久へ行くと熱気球が上がっている。そしてまた会場に行くと体験搭乗ができたり、いろんなカイトやそれからパラグライダーで遊べる。パラグライダーも2日ぐらいで簡単に飛べるんだそうであります。そういうことになりますとやっぱりそれも佐久の観光の拠点として育つんではないか、そんなふうにも思うわけであります。 したがって、大変恐縮でありますが、航空公園につきましても特にコメントがなければ、私の要望に変えさせていただきますが、お願いをいたします。 先ほど第2発言席からの質問ということで通告を申し上げてございますので、一言質問させていただきますが、私は都市の発達に最大の役割を果たしてきた条件には道と橋、これははかり知れない役割を果たしてきてくれたわけでありますが、佐久もそろそろ広域的な感覚の中で、こういう道路整備というものを位置づけて考えていかなければいけないんではないか、そんなふうに思いながら質問するわけであります。 佐久の東西の路線というのは意外とございます。南から 142号線、そして 254号線、そしてこの佐久の中央に上原・猿久保線、そしてさらに北に行きまして塩名田・佐久線、これは旧の中山道でございます。それから今のバイパスの下仁田・浅科線、さらに今国道 141号線がございます。そのまた一番向こうに行きますと借宿・小諸線、いずれにしても、国県道の幹線が6本もあるわけであります。にもかかわらず、縦の線、南北の線は意外と少なくて、現在動脈として 141号バイパス線と旧道がございます。それからインターの今度供用開始でありまして、 141号線の新バイパスもこれは時間の問題だろうというふうに思います。いわゆる現在ではこれ3本というか、2本が一応中央に幹線としてあるわけでありますが、私は外郭幹線をきちっと位置づけて、これから整備をし、それからそれを佐久のいわゆる外環状線にしていただきたい、そんなふうに思うわけであります。 先ほど金井議員からも話がございましたが、私の申し上げるのは東は小海から千曲川右岸を走る中込・小海線、臼田下越から三分・中込線に入りまして、常和に入り、香坂・中込線、牧場経由インターアクセスの市道を経て平尾に、さらに草越・豊昇・佐久線を経て追分国道18号に、いわゆる通称佐久市ではもう既に佐久東回り幹線というふうな言い方をしているようでありますが、小田井の工業団地等に南部から行く皆さんでは中央を通るのと10分から15分も時間が違うということであります。 一方、西は私は小諸を基点といたしまして、伴野・小諸線、塩名田を経由岸野まで 142号線に接続するラインであります。私はこの通称塩名田線と申し上げておりますが、この開発というか、改良が小諸・浅科はかなり改良されてまいりましたが、高瀬と岸野の部分は全くまだ集落の中を走っている道路でありますので、改良がおくれているわけであります。したがって、ぜひこれを西回り幹線というふうな位置づけの中で、佐久橋のかけかえを含めた路線決定をしていただいて、市長に県、あるいは国の方に大いに陳情をして努力をいただけないものか、お尋ねをするところであります。 もちろん、その真ん中に小諸・中込線、通称中央線という線がございますが、これはもうこの秋、国幹審が開かれて、恐らく中部横断自動車道の路線決定がしてくれば、その側道として、もう外郭線でなくして中央の路線としての改良がされるんではないかというふうに思うわけであります。したがって、何としても東環状線と西環状線、しかもその中間で、佐久橋がネックになりますんで、佐久橋の改良も含めて、市長、コメントがございましたら、あわせてお答えをいただきたいと思いますが、よろしくお願いをいたします。 ○議長(工藤秀一君) 市長、三浦君。 ◎市長(三浦大助君) もう時間がございませんので、急いでご答弁申し上げます。 最初の佐久橋グラウンドの件につきましては、空の遊びの拠点ということになりますと、危険性とか音とか、いろいろまた不満も出てまいりますので、ぜひ地元にそういう機運を盛り上げていただくようにお願い申し上げます。 それから、道路の問題ですが、これは私もいろいろ今考えておるんです。やがて高齢化社会がきますと、佐久を一巡して、福祉施設とか、そういうところ、病院とか、循環するバスも必要になってまいります。これは厚生省の施設ができた時点でそういうバスも考えなければいかん。それに伴いました道路もやっぱり少しきちんと整備をしなければなりません。今ご提案の点につきましてはまたじっくり検討させていただきます。 ○議長(工藤秀一君) 9番、土屋君。 ◆9番(土屋征男君) 大変私の方から一方的に要望を主体の質問で恐縮でございました。最後の最後まで本当に丁寧にご答弁、ご協力をいただきましてありがとうございました。 以上をもちまして私の発言を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(工藤秀一君) 土屋君の質問は以上で終結いたしました。 これをもって一般質問は終結いたしました。  ------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(工藤秀一君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 本会議は明11日午前10時再開の上、市政に対する議案質疑を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さんでした。 △散会 午後2時53分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    佐久市議会議長   工藤秀一    佐久市議会議員   鈴木茂男    佐久市議会議員   碓氷泰弘...